なおっちの独り言

映画、本、サッカー、ギター、食べる事が好きな筆者が、ゆるーい内容でお伝えするよ。

スタンドで車に給油している間に考えた、イエモンの魅力。(軽くエッセイ②)

今日の午前。

いつものスタンドで、会社の車を給油中。

国道から県道に抜けてすぐにあるこの店。もう少しまっすぐ行けば駅だ。天気は曇り。低気圧のせいか、頭が重い。若干の雨が降っている。

 

そんなスタンドで待っている時はいつも退屈だ。自販機の飲み物は高い、雑誌は地元の情報誌と女性ファッション誌しかない。

 

暇だから、仕方が無くその地元のタウン誌を開いてみる。

まさに「ローカル」という言葉がふさわしい内容だ。載っている店は大体ラーメン屋かいけ好かない雑貨店。毎回同じ店が紹介されている気さえする。

 

すぐに雑誌を閉じた。

常に持ってきているWalkmanで音楽を選ぶ。

選んだアーティストはTHE YELLOW MONKEY何で選んだのかは分からない。たった何リッターかの燃料を入れるだけの数分の時間つぶしに使う楽曲選びに、理由なんてほとんどないのだ。

 

最初に流したのは、「SO YOUNG」。

それは何て青春。そんな歌詞の曲のわりには、ボーカルの声は低くて若干ダルイ。青春っぽいキラキラした感じは、無い。

青春ってどの年齢の事を言うのだろうか?考えたことは無かった。一般的には高校生くらいの年齢の時代を「青春時代」と呼ぶ。しかし、その曲からはそれは感じない。いや、感じないまでも無いが、僕のイメージとはかけ離れている。

 

続いて流れて来たのは「聖なる海とサンシャイン」。

聖なる海、サンシャイン。僕が観ている景色は曇り。この曲から、「海」や「サンシャイン」という言葉は想像しにくい。と言うか、僕には出来ない。

 

そう言えば、イエモンを聴く日はいつも曇りだ。車に乗っている時にこのバンドの曲が流れて来た時、大体天気は曇りなのだ。それだけは確かだ。

何故、そんな事を覚えているのか?それは、知らない。

 

 

そして、今日も曇り。

イエモンは曇りに選ばれている。曇りを彩り曇りに愛された彼らの魅力は、何なのか?

 

僕の好きなバンドの良いところを考えてみた。

XJAPAN→ハイトーンボイスに激しい曲

ラルク→キレイな曲

GLAY→キャッチ―さ

 

んで、イエモン

え?考えた事が無い。それほど曲が激しい訳でもないし、メロディーが綺麗かと聞かれると、そうでも無い。かろうじて、キャッチ―な感じかもしれないが、GLAYのそれほどではない。

 

イエモンのボーカル・吉井さんの声は低くて若干擦れている。ギターの音は太く歪ませている。キレイ、ポップな感じとは少し違う。

ゆっくりとしたテンポの曲「球根」。曲の初めは「バラードかな?」と思わせるのだが、そのギターの音は生きている。バラードのようで、しっかりロックなのだ。

 

「SO YOUNG」も同じ。ピアノのイントロ、ギターのアルペジオ。そこからはバラードの予感がする。しかし、サビではギターの歪んだ太くて低い音がしっかり効いている。

この曲を「バラード」に分類する人もいるだろう。いや、大体の人はそうだ。「誰がなんて言っても、君が好きだよ」という歌詞からは、ラブバラードにしか聴こえないだろう。

でも、僕にとってはロックだ。春になると必ず聴きたくなる。春って、優しくて残酷だからね。冬の寒さに耐えてやっと温かくなる。それは優しさ。しかし、悲しい現実に向き合う必要がある人もいる。それが残酷なのだ。

 

春はとっくに過ぎてしまった。まだ五月だというのに真夏日を記録した。春の面影は、どこにもない。優しくて残酷なあの風は、あと10カ月待たないと吹かない。

 

それで、イエモンの魅力とは?もはやどうでも良い。

何か分からないけど、つい聴いてしまう。それが魅力だ。良いものに、いちいち理由なんて付けなくて良い。

「曇りの日はイエモン。理由はいらない」それだけ。

 

スタンドで給油している間に思った事。

 

おしまい。