なおっちの独り言

映画、本、サッカー、ギター、食べる事が好きな筆者が、ゆるーい内容でお伝えするよ。

青春小説的なものを書いてみた②

「係りの仕事の徹底、授業態度の改善」高田は黒板にデカく書き散らした。また僕の嫌いな類の謳い文句だ。勉強していれば良い、というなら学校生活はそれだけ楽だろう。係の仕事は必ず、学級の馬鹿たちとのかかわりが生じる。机を合わせて役割を分担したり、どうしたら問題が改善するか、など、そんな興味も持てない話題について発言を求められる。中には仲良く楽しそうに話す人もいる(半分くらい)。しかし、そんなにこの狭い部屋の人間と話すのが楽しいのだろうか?甚だ疑問である。

 

 五人のグループになった時に、少しもめ事が起きた。役割分担で僕は絶対にやりたくない班長にさせられそうになったのだ。他の人間は、お世辞にも真面目には見えない男と女だった。そして、若干大人しそうな僕が押し付けられそうになった、という事だ。

「何で僕がこんなことをするんだ?」

「良いだろ、俺らはやりたくないんだ」

まったく滅茶苦茶な理由だ。このような奴らには話し合いが通じない。しかし、そのような奴らが女の子からはモテるのだ。それが悔しい。

 そして、もっと腹立たしいのは偉そうな体育教師が全く役に立たないことだ。彼はいわゆる「不良」の予備軍とされる人々に対して。彼の言葉は全く届かないのだ。これだから教師は、という感じである。

 しかし、この事件で僕のクラスでの立ち位置はかなり悪くなった。彼らは自分の言う事を聞かない人に対して、シカトと言われる行為を行うのだ。彼らにシカトされてどうだ、と言われると、特に問題も無いのだが。

 そして、実際に僕の居心地は悪くなった。元々、クラス(と言うか学校)でほとんど話さなかったが、これ以降は全く言葉を交わさなくなっていた。体育の時間などに、その気まずさは残ったが、それ以外は特に問題は無かった。彼らの存在は、僕にとっては凄くどうでも良いものなのだ。

 

 夏休みに入って、部活をしていても、特に何も変わらなかった。僕は義務的に部活には参加しているが、熱い時間に先生に怒鳴られながらする部活は苦痛だった。特に友人もいないのに、そんなことをしている自分が馬鹿みたいだった。退屈だし、ストレスが溜まる。

 部活が終わると、僕は自由になる。帰りにコンビニで気になる成人向け雑誌を買い、親のいない家で見るのだ。ゲームをして、好きな映画を観る。僕は元々、学校が大嫌いだ。何も面白いことも無い。教師の偉そうな説教を聞いて、将来使うかも分からない勉強をして、気の合わない馬鹿な連中どもと顔を合わせる、最悪な場所だ。誰がこんなの作ったんんだ?

 そんな思いが募り募って、僕は中二の夏休みに、部活をさぼり始めるようになる。そんな僕は映画を観たり、ゲームをしたり、最近復活したロックバンドのライブを見たりすることで満たされた。こんな日々がずっと続くけば良い。つまらない環境にわざわざ向かうなんて、僕にはもう出来そうになかった。夏休みの終わりが寂しい。