文春叩きはやめよう。悪いのは誰でもない、引退せざるを得ない社会だ!
やれやれ、昨日の騒動で色んな方面に避難の声が飛んでいます。
中でも多いのは、スクープした週刊文春叩きです。人のプライベートまでスクープして、お金を稼ぐスタンスに腹が立っている人が多いのでしょう。
しかし、そんな彼らに言いたい。世の中、ビジネスのスタイルは様々です。色んな所に需要があって、そこにビジネスチャンスを見出す人が居て、それを消費する人が居て、この文春のビジネスは成立しているのです。
週刊誌というのは、それ自体が書店やコンビニで売れなくても、テレビで放送されればその分の料金を請求できます。
そして、テレビでスクープが報じられると、人々はテレビでそれを見るのです。そうすると、テレビの視聴率は上がり、局には膨大な広告料が落ちて来るのです。
つまり、週刊誌のコンテンツを消費しているのは、実は我々なのです。
それも知らず、文春クソとか滅びろとか言っている人達は、ちょっと考えた方が良いです。
多くの人は、稀代のクリエイターである小室氏が引退に追い込まれた事に腹が立っているのでしょう。twitterでも、そのような言葉が散見されます。
しかし、引退に追い込んだのは文春ではありません。スキャンダルが報じられたら引退しなければいけない、という社会の性格です。我々が憎むべきはここでしょう。
引退には僕も非常に残念です。多くのヒット曲を残し、これからも良い楽曲で日本を盛り上げるであろう人物が消えてしまうのは、誰にとっても損失でしょう。面白いモノを作れる人の重要性は、今後さらに増すのに、、、。
スクープされた小室氏は、確かに間違っています。しかし、引退することではありません。
そして文春は、社会のニーズに合ったコンテンツを提供しているだけです。それを消費しているのは、我々なのですから。
闇雲な文春叩きはやめましょう。もし、週刊誌の影響力を亡くしたいのであれば、まずはそれを見ない事、騒がない事が大事です。才能を潰さないためにも、そのような努力が必要です。
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