ロードスター、シルビア、シビックなど.....面白い90年代の「お手頃で走って楽しい」日本車たち。
いま思うと、90年代のクルマって凄く面白かったですよね。
200~300万円台で、そこそこ速いクルマがいっぱいありました。中には200万円を切っても、走っていて面白いクルマもありましたね。
しかし、今はそのようなクルマが少ないです。あるとしても、せいぜい3~4台ていどですよね。
86、BRZはデカイ、ロードスターは高い。
現代で言うと、その代表が、トヨタの86、スバルのBRZ、マツダのロードスターです。
が、が、が!
今の86は、「ハチロク」を名乗るにはデカすぎるんです。2000ccのエンジンに1200キロのボディって.......。それ、ハチロクじゃないですよね。もう少し、コンパクトにして欲しいです。
そして、ロードスター。
こちらはエンジンが1500ccで、車重は990kg。そこそこコンパクトなんですが、価格が250万って.....。オプションを含めればもう少しします。高すぎね(笑)?
そこで!
昔の「お手頃で走っていて面白いクルマ」を見ていきましょう。
知らない人は、調べてみて下さい。「え、こんなクルマがこんな値段で買えたの?」と思いますから.......。これだけ面白いクルマがあったんですよ......。
・シビック(ホンダ)
・インテグラ(ホンダ)
・S2000(ホンダ)
・シルビア(日産)
・180sx(日産)
・FTO(三菱)
・ランエボ(三菱)
・インプレッサ(スバル)
などなど、200~300万円台で買えるクルマが、90年代にはいっぱいありありました。
これらのクルマの一部に触れて、少し紹介します。
トヨタMR-2。
MR2(トヨタ)のモデル・グレード別カタログ情報|中古車の情報なら【グーネット】
みなさん知ってますか?昔はトヨタにも、こんな尖がったクルマがあったんですよ。写真は最終型です。
200psを発生する2000ccのエンジンを、ミッドシップ(真ん中)に搭載していた、スポーティーカーです。
グレードが複数あるクルマですが、一番シンプルなGは最終型でも215万円。初期型だと190万円で買えちゃったんだねぇ~。すごく求めやすい価格です。
トヨタさんはもう一回、こんな感じのクルマを作ってくれないかな?86はちょっと高いよ......。
ホンダ・インテグラ。
このインテグラには、「typeR」という走りに特化したグレードが存在しました(写真)。コンパクトかつシャープな顔つきで、カッコいいでしょ?
1800ccで200馬力、FF(前輪駆動。スポーツ走行では不利とされる)、車重は1090kgという非常にコンパクトなクルマです。価格は239万円でした。
ベストモータリング(クルマの性能を、バトルなどで紹介するビデオ)を見てもらえれば分かりますが、すご~くエンジンの音が良いんですよね。
FFでも良く曲がることから、クラスの上のクルマたちを追いかけまわしていました。
サイズ的にコンパクトで、馬力もちょうどいい。価格も239万円。すごく良いですよね。
このまま新車で売ったら売れますよ。
日産シルビア
シルビア(日産)のモデル・グレード別カタログ情報|中古車の情報なら【グーネット】
デートカーとしてもですが、走り屋の定番としてもすごく人気だった車です。ドリフトのベース車として、今でも走っています。
速さはそこそこですが、コンパクトなボディに2000ccのエンジン、FRというパッケージで、すごく人気でした。「お手頃で、走っていて楽しい」というのを、最も上手く表現した一台です。
「こういうのがあったらなぁ.....」と、最も思わせてくれるクルマです。コンパクトなFR車を、日産は復活させてください。お願いします。
マツダRX-7
マツダが本気で作ったスポーツカーです。
ロータリーエンジンという特殊なエンジンを搭載し、コンパクトながらハイパワーなクルマになっています。
国産車の中でも最速の部類に入るクルマで、ベストモータリングでのバトルでも、一時期は無敵を誇りました。
また、マンガ「イニシャルD」でも、主人公の一人である高橋啓介がのるなど、原作のファンからも愛されたクルマとなりました。中古車市場でも高値で取引されています。
価格はグレードによって異なりますが、一番上でも380万円ほどですから、そこまで高くは無いです。若い人が頑張れば買える値段です。
マツダは、このパッケージで新しいクルマを作ってください。きっと、新しくデザインするより売れますよ。
マツダ・ロードスター
昔のロードスターは、すごくコンパクトでシンプルな設計だったんですよ。そして、ライトがパカっと開くタイプでカッコ良かったんだなぁ......。
そして!
価格は初期型で170万円!大変うれしい価格ですね。
おそらく、余計なモノをあまり付けずに、「走る」という事に的を絞って、シンプルな設計をしたからでしょう。ぶっちゃけ、オープンカーって、コレで良いんですよ。
ちなみに、今のロードスターがコレです。
【MAZDA】ロードスター(NDロードスター)|スポーツ – マツダ
いや、めっちゃカッコいい!ヨーロッパのオープンカーみたいだね。
でも、ちょっとデカいんだよなぁ。装備も色んなのが付いちゃってるし.....。
もう少しコンパクトで、装備をシンプル化して、200万円くらいに出来ないものか......。若い人がローン組まずに買えるくらいに......。
三菱ランエボ
ランサーエボ6デビュー!! Part 2 エボ5と徹底比較テスト【Best MOTORing】1999 - YouTube
ランエボはシリーズが長く続いたので、色んなデザインがあるんですよ。僕が好きなのはランエボ5と6です。それがこちら。ガンダムっぽいゴツゴツとしたボディがカッコいいですね。
コンパクトなボディにターボと四区で武装し、国産車の中でも最速の部類に入ります。それでいて、価格は329万円!廉価版のRSというグレードなら259万円で買えました。
めっちゃ安くないですか?若い人でも何とか買える値段です。
最終型はデカくなっちゃって、価格も高くなったんですよね。アレはランエボじゃない!と個人的には思っています。
どうでしたか?
なかなか良いクルマたちでしょ?
今のクルマには無い、コンパクトさとシンプルさを兼ね備えた、「お手頃で走って楽しい」クルマたちです。
別に、僕が欲しいからという訳ではなく、
「90年代にこういうクルマに乗っていて、家族を持っていったんは手放したけど、またこういうクルマに乗りたいなぁ」
と思っている人はけっこういます(と思います)。そういう層をターゲットに、200万そこそこのスポーツカー作ったら売れると思うんだよねぇ......。
僕もそういうクルマに乗りたいなぁ......。メーカーさん、ぜひ検討してください。
最近では、クルマを自由に乗り換えられるNOREL (ノレル) というサービスもあるようです。ロードスターやハチロクなど、スポーツカーに乗れるプランもあるので、その辺を利用するしかないのかな...........。
ガリバーフリマ とか、ガリバーの中古車探しのエージェント などは、けっこう良さげなクルマが安めに売っています。気になる方は見てみて下さい。