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とあるぼっちの生活記録

百田尚樹『大放言』感想2 

『大放言』の感想を書いていく。

前回は、第一章「現代の若きバカものたちへ」を紹介した。共感できたり、見に覚えがあえる事が多かった。

 

この二回目では、第二章「暴言の中にも真実あり」を紹介。世間の常識に、あえて“暴言”をぶつけて来るぞ。

 

では、どんなことが書いてあるのかな?

 

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<地方議員はボランティアでやれ>

 

彼らの報酬を書く前に、まず仕事内容はどんなものか見てみよう。彼らの仕事は年四回(三月、六月、九月、十二月)開かれる地方議会の定例会に出席することだ。会期日数は全国平均でわずか八十四・八日。たったのこれだけ?と思われるかもしれないが、実は会議が行われる日数はもっと少なく、全国平均すると二十一・四日である。(P72)

 

地方議員ってこんなに暇なのか!仕事は年間84日(実際はもっと少ない)。

 

では、報酬の方はどうなのか?

 

全国の都道県議会議員(約二七〇〇人)の年間報酬額の平均は一三〇〇万円。同じく市会議員(約一万七〇〇〇人)は約六八〇万円である。(P72)

 

いやいや、高すぎ(笑)。

安すぎると議員をやる人が居なくて、それはそれで問題になるけど。

それにしても限度があるだろ。彼らは時給日本一じゃないか?

 

ボランティアでやる、と言うのは恐らく無理でしょう。

でもね、少しくらい減らして、他の所にお金を掛けても良いよねぇ。

 

そう言えば、田舎町を車で走っていると、「○○市は非核都市を宣言します」と言う大きな看板や垂れ幕を目にすることがたまにある。「非核宣言」も何も、核を持とうと思っても盛だろうとツッコミを入れたくなるのだが。それに、そういう看板や垂れ幕を作って市内のあちこちに設置するにも相当な金がかかっているはずだ。いずれも住民の税金が使われていると思うと、情けなくて涙が出る。(P78)

 

国道を車で走っていると必ずある「非核都市宣言」。僕の住んでいる小さな街でも見るぞ。

確かに、小さい市町村が核を持つのは無理だよね。そんな事言われなくても分かるわい!と思うだけ。

 

それに、人口十万人以下の小さな町に、こんな事を言われても困る。「だから何?」としか思えない。

 

しかも、これには結構なお金が掛かってるんだね。初めて知った。

こんなのに金掛けるなら、学校にエアコンでも付けたらどうだ?少し極端な要求だけど、他にお金出す場所があるはず。

 

ホントに税金の使い道には涙が出るよ。

 

 

<やっぱり殺人の刑が軽すぎる>

 

殺人事件緒ニュースを見るたびに、「なんでそんなに軽い刑なんや!」と思う。

現在は「一人殺したくらいで死刑はない」という考え方が。裁判官・検事・弁護士ともに共通した認識であり、被害者一人で死刑判決はまず出ない。

それどころか懲役十五年とか十年という判決が普通に出る。人の命を奪っておいて、たったの懲役十年などありえない。模範囚なら七年くらいで仮釈放されて、社会復帰できる。しかし、殺された者は社会復帰どころか、人生をやり直すこともできない。また親やこどもや配偶者などの大事な人を殺されて者としては、十年くらいで悲しみと怒りが癒されるはずがない。その命を奪った犯人がのうのうと社会へ出て、人生を謳歌するのは我慢ならないと思う。少なくとも私ならそうだ。(P96)

 

少し長い引用になった。

僕の率直な感想は、よく言ってくれた!という事だ。

殺人の量刑軽すぎ。いつも思っていた。

 

殺された方は、一生帰ってこない。

それで殺人犯が10年かそこらで刑務所から出てくるなんて、納得できる訳が無いよね。

法曹の皆さん、そう思いませんか(笑)?

 

そしてP97~P98では、殺人の量刑が軽いのは、現行の刑法が明治40年に作られたもので、その間に平均寿命が大幅に伸びたことが原因だ、と述べている。

 

100年も前の法律をそのまま使っている事を知らなかったし、驚いた。

100年間もそのままだったら、現実と法律の間に大きなギャップが出来て当然だよね。時代は刻々と変わっているのに。

 

この後、筆者は刑法の大改正を提案している。

僕も、早急に実施すべきだと思っている。殺人の量刑は、どう考えても軽すぎる。

 

しかし、刑法の改正を主張する人が非常に少ない。いつも不思議に思っていたが、筆者はそれを堂々と提案してくれている。ここに、凄く共感した。

 

 

<本を買って出版社を救おう>

 

「図書館は新刊を一年は入れるな!」(P102)

 

僕は図書館にほとんど行かない。気になった本はアマゾンでポチるか、ブックオフで買うから、あまり実感が無い。

 

そして、この後(P102~103)でこの理由が書いている。

横浜市の図書館で、新刊当時の『ハリーポッター』を予約していた人が、10万人ほどいた。

つまり、ベストセラー本を図書館で無料で読もうとする人が多く、それが出版業界を凄く困らせている、という事が書いてある

 

なるほど。

無料で本が読めるのは嬉しいが、新刊の本10万冊を無料で読まれたら、そりゃ出版社も作者も困るよね。10万部の売り上げ損失になっているわけだから。

最近は出版が大不況と言われるけど、これが大きく関与してそうだね。

 

本はだって商品だし、出版社だって慈善事業でやってる訳じゃないからね。

図書館に新刊を入れないのは、同意見だ。

 

新しい本は買えば良いし、買えない人は名作本を読めば良い、という事がP104~P106に書いてある。

 

これを、全国の図書館の人は読んで欲しい。出版社が苦しんでいる現実を、良い人の顔をした無料貸本屋の皆さんにも知ってもらいたいからだ。

 

図書館の存在意義は大きい。ただ、新刊を一年入れないという筆者の主張に賛成している、というだけだ。

 

 

<まとめ:みんな、そろそろ本音で語ろうよ>

 

殺人の量刑について、僕は凄く共感してしまった。どう考えても軽すぎる。

でも、そう主張する人は少ない。皆はこれで良いと思ってるの?僕には、そうは思えないよ。

 

みんなにも考えて欲しい。

 

色々考えさせてくれる本だよ。新たな刺激を求めている人は、一回読んでみて。

 

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