ニートの平日

地方国立大卒ニートの生活記録。「え、ニートに平日も休日もないだろ....」という下らない日記です。

百田尚樹著『大放言』3 筆者の炎上氏が面白い。

言いたいことも言えないこんな世の中に鋭い本音で斬り込んでいる『大放言』。

第四章の「我が炎上史」を紹介。炎上の中にも的確な意見があるものだよ。面白かったぜ。

 

色々面白い事が書いてあるこの本は、何も言えない息苦しい現代に生きる全ての人に、読んで欲しいなぁ。

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 <日教組は日本のガン」発言>

 

 

 「日教組が長年にわたって、自虐史観にもとづく教育を子供たちにおこなってきました。

日教組は強いある県では(注:会場では県の名前を言っている)教員たちに配る指導要領に、日本人が戦争でいかに悪いことをしてきたかを教えると書かれていました。そして南京大虐殺従軍慰安婦を強制連行したという中韓の捏造歴史を子どもたちに教えた後、彼らに感想を書かせたのです。

(中略)

たしかに戦争における悪を教えるのも大切です。しかし、そういう暗黒史はもっといろんな知識を身に付けてから教えればいい。純粋無垢な小学生にまず教えなければいけないのは、日本という国は素晴らしい国であった。自分たちは素晴らしい民族であったということだと思います」

日本人でいることが恥ずかしいと思わせる教育は間違っています。そういう教育を受けたこどもが、誇りある人間、立派な大人に育つとは思えません。

私は日本人であることが恥ずかしいと思わせるような教育を推し進める日教組は日本のガンだと思っています。」(P190~191)

 

ある講演で、日教組を批判した筆者の発言である。

「まだ世の中の事もよく知らない子供に対する日教組の教育は正しくない」という趣旨の発言である。

 

しかし、ある記者によって、最後の「日教組は日本のガンである」という部分だけを取り上げて、記事にされたようだね。

 

まず、発言の一部だけを取り上げて、それを集中攻撃するのは納得できないな。この発言も、長い一文の中で、例えとして用いているだけだからだ。

 

また、小学生に日本の悪い所を植え付けるような教育にも、賛同できないね。

僕もそういう教育を受けた人が良い大人に育たないし、日本人の良いところを最初に教えて、その上で他の国の良いところも認められる人間に育てるべきだと思う。

 

筆者の、このような反日教育に対する批判的な姿勢が好き。日本は良い国だし、誇れる国であることをまず教えるべき。変に自虐史観を擦り込むのは。マジでやめて欲しい。

 

 

<「軍隊創設」発言>

 「軍隊を創設への道をつくっていかねばなりません」という発言で炎上した模様。

しかし、これも長い発言の一部に過ぎない。

筆者はこの後に、「国民の生活、文化、思想あるいは国際情勢によって憲法を変えていくのは当然の事です」としっかり述べている。

発言の全体を聞けば、誰でも言いたいことは分かるはずである。

 

(前略)自衛隊は国内法上は軍隊ではないので、戦闘行為であっても国内法に準拠して行動しなければならないからだ。

 

嫌なケースを考えると、日本人を殺そうとしていた他国兵を自衛隊員が撃ち殺した場合、彼は国内法により殺人罪で起訴される。そんなバカな、と思われるかもしれないが、彼を告訴する人権派弁護士が現れる可能性は100パーセントである。明らかな正当防衛で犯人を射殺した場合警察官を告訴し、何年にもわたって彼の人生を苦しめる人権派の集団や弁護士が多数存在する国なのだ。

そんな状況下で、果たして侵略者に対して自衛隊員が戦えるだろうか。指揮官が果断に命令を下せるだろうか。もちろんこれらの問題は昔から議論されていたことだが、今までは冷戦下で日米安保に守られている状態で、しかも日本を軍事的に脅かす国はなかった。だからあくまで机上の想定での空論でしかなかった。(P215)

 

実際に何らかの侵略があった場合、自衛権というのはどこまで認められているのか―これは恐ろしく難しい問題を孕んでいる。たとえば法律的に「政党防衛」が認められるのは、「急迫不正の侵害に対して、それ以外に身を守る方法がない場合において、必要最低限の抵抗」であるとされている。実際の戦場で、どのケースがそれにあたるのか、どのくらいの抵抗が許されるのか。現場でそんな判断ができるはずがない。しかし現状の憲法下では、自衛隊員(および指揮官)たちはそれを要求されるのだ。

だからこそ、私は憲法改正自衛隊をめぐる法整備を急ぐ必要があると言ったのだ。(P216)

 

これは、筆者が憲法を変えて軍隊を創設し、国防力を高める必要があると述べている部分である。

僕は、全体的に同意で、間違った事は何一つ書いていないと思う。

 

そして、衝撃を受けたぞ。

自衛隊も国内法を守らなければいけないのは、初めて知った。日本人を殺そうとした敵兵を殺した場合、その自衛隊員は起訴されるらしい。

 

これを聞けば、誰でも何で?と思ってしまうよね。

そして、正当防衛が認められる状況の解釈も、面倒だな。こんな事を考えて、戦闘はできないよね。

 

憲法の見直しと、法整備をしなければいけないのが、良く分かる。

それなのに、発言の一部を取り上げて、「軍隊を作るとはどういうことだ?」と一斉攻撃を仕掛ける奴らは、なんなのか?

 

僕も、防衛力を強化することに賛成している。

日本は現在、いろんな脅威に晒されているからだ。

 

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