『ハンガーゲームファイナル・レボリューション』 ハンガーゲームじゃないけど悪くはない。
4部作の最終章。前作が駄作と酷評した。最終作の今回はどうか?
監督:フランシス・ローレンス
キャスト:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムワーズ、ジュリアン・ムーア、サム・クラフリン、ウディ・ハレルソン、ナタリー・ドーマー、他
<テキトーにあらすじ>
75回の記念大会の後、13地区のアルマ・コイン首相らど反乱軍を組んでパネム政府に戦争を挑むことになったカットニス・エバディーンら。彼女は・スノー大統領を暗殺するという任務を達成すべく、ゲイル、フィニック、ピータらと、スノーの居るキャピトルに乗り込む。
しかし、キャピトルでは彼らに罠が待ち受ける。そして、カットニスは思わぬ真実にたどり着く。
<感想>
ハンガーゲームの最終章。カットニスらがハンガーゲームを終わらせるべく、反乱軍を結成し政府に戦争を挑む。
前作を単なる序章と酷評したが、今回は普通に面白かった。カットニスは反乱軍の象徴としてめっちゃカッコ良かった。他のメンバー(ピータ、ゲイル、フィニックなど)と共に戦うシーンにも熱くなる。僕的にはゲイルとヘイミッチが好き。
しかし、一つ見逃せない点が。これはハンガーゲームを終わらせるための戦争であり、「ハンガーゲーム」では無い。
「ハンガーゲーム」は12の地区から男女一人ずつが選ばれ殺し合う、というイベントだったはず。今回は、12の地区から人が選ばれる事も無く、バトルフィールドで殺し合うシーンも無かった。
ハンガーゲームを終わらせるべく、キャピトルの中央政府に戦いを挑むというストーリーも悪くは無い。しかし、やはり「ハンガーゲーム」を観たかったなぁ。70点。
第一作で共に戦ったカットニスとゲイル。彼らとゲイル第二作で共に戦ったフィニックらが勢ぞろい。彼らで戦うの?と思えば、独裁政権に戦いを挑むのだ。彼らで殺し合いをしたらどうなるのか。凄く興味深いなぁ。
キャピトルに乗り込んで、スノーのいる官邸に行こうとするカットニスら反乱軍。しかし、そこには様々な罠があった。そして治安維持部隊も鎮圧に来る。仲間が死んでいく。
中でもショックだったのが、第二回で凄い活躍を見せたフィニックが死んだシーン。スノーの元に行くために、カットニスらは全速力で走っていくのだが、その途中でフィニックが政府軍に捕まってしまうのだ。
捕まったら体に付いている爆弾で爆発させる、というルールがあった。カットニスは、フィニックが敵軍と共に水の中に沈んでいくのを見て、仕方なく彼を爆発させる。カットニスの、仲間を殺したくない気持ちと、スノーを殺すためという気持ちが対立した瞬間だった。カットニスが美人で、余計に同情してしまった。
そして、カットニスには共にハンガーゲームを戦ったピータと、友人のゲイルという男がいた。ピータとゲイルは共に彼女を想う。
ここで、ゲイルは自分に勝ち目がない事を分かっていた。彼女の気持ちは、共にハンガーゲームを戦ったピータの方に傾いていると理解していたのだ。戦い系の話しには、必ず恋愛が絡むのもの。結構ベタな展開だけど、悪くなかったぞ。
闘いの後、カットニスは意外な事実を知る。そして、その後にスノーを処刑するのだが、その時の事件が、、。まさかこんな事になるとは、、、。
戦争終結後の話が長かったなぁ。平和になったパネムを映すのは良いけど、正直そこにはそんなに興味は無いのだ。
第三作と違い、観て損は無い。いや、普通に面白い。しかし、やはりストーリーが本筋から逸れたのが残念だったなぁ。
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