【グランツーリスモsports】 イニシャルDのバトルを検証1:妙義のヒルクライムバトル!高橋啓介vs中里毅
グランツーリスモにも新たなクルマが追加され、ますます面白くなってきました。
そこで、ちょっとイニシャルDのバトルを比較してみたいと思います。第一弾は、高橋啓介のFDvs中里毅のR32です。
拓海のハチロクに衝撃の一敗を喫した赤城レッドサンズ。その無念を晴らすべく、次は妙義に乗り込み、ナイトキッズとの交流戦に挑む!
ヒルクライムバトルは、レッドサンズの高橋啓介と、ナイトキッズの中里毅のバトルになった。
「妙義の谷は深いぜ。せいぜい命だけは大事にしな」と言う中里に対して
「ぬかせ、そっちこそ脚が震えているんじゃねーのか?」と返す啓介。
バトルがスタートし、中里のR32が先行で逃げる。
「GT-Rの性能に乗せられているだけのヘボじゃねーな」と言う啓介に対し、
「FDはコーナーが速い」と中里。
立ち上がり重視で、GT-Rの良さを生かした走りをする中里。一方、啓介は軽さとコーナリングスピードで食らいつく展開。
「立ち上がりでは遅れるけど、ツッコミで追いつくから、トータルでは付いていってますよ」という現地からのレポートを聴き、涼介は「それが出来るようになったか....」と弟の成長を実感。
しかし.....途中で雨が降り始める。大方が中里のGT-Rが有利と予想。結局、終盤までバトルはもつれる。そして、最終コーナー。
「行くぜ、勝負だ」と仕掛ける啓介。
「行ける、手ごたえはある.....。俺のFDが、行けると教えてくれている!」
と、愛機FDからのインフォメーションを感じ取り、アウトから仕掛ける。
誰もがオーバースピードに見えたが、立ち上がりで見事にパッシング。鼻の差で先にゴールした啓介の衝撃の勝利で、幕切れとなった......。マジで激熱な、名バトルです。
バトル後、「長生きできないタイプ」と、中里に言わせた啓介。啓介カッコいいなぁ~。そして雨の中、GT-Rに勝つRX-7で、カッコ良すぎるだろ。
自分でもそのシーンを再現したい!そこで、GTスポーツで再現します。
まずは、中里のR32。たしか最終型のVスペックⅡでしたね。コレは12月のアプデで追加されたので、再現可能です。
原作を読むと、380~390馬力という説が有力です。秋名で涼介と遭遇した時には、涼介が「380馬力にチューンしたR32で」的なことを言っていましたね。
そして、拓海とのバトルでは、385馬力とかかれていたような.......。まぁ、いずれそのくらいなので、今回は385馬力にしておきます。足回りは若干固めで。それ以外はノーマルです。
次に、啓介のFD。初期型タイプRだったはずですが、GTスポーツには無いので、最終型のスピリットRで代用します。啓介さんしげのさんゴメンナサイ.......。
拓海とのバトルでは、峠仕様のライトチューンで350馬力くらいだったので、今回もそれで行きます。実際、RX-7は馬力じゃないからね。トータルバランスとコーナリングで勝負しましょう。
まずは、中里のR32からタイムアタックスタート。
R32はホントにクセが無くて乗りやすいクルマです。入り口でしっかりブレーキングして、ノーズをインに向けてやれば、後はちゃんと曲がっていきます。
R34は出口でオーバーステアっぽいんですが、32は元々アンダーステア気味の特性のせいか、それもありません。アクセルをドンと踏んでも、しっかり前を向いて加速していきます。タイムは8分3秒235でした。
コレが、中里のR32という事になります。コレをFDで超えるのか......。ちょっと厳しいな。
時間の都合上、かなりカットしてしまったので、ちゃんとした感想はこちらで述べています。こちらもご覧ください。
さて、いよいよFDに乗って、中里のR32とバトルです。
最初からかなりテールスライドに苦しむ啓介(僕)。しかし、アクセルワークで難しいRX-7を乗りこなしていきます(誰?)
そう言えば、アクセルワークを練習し始めたのは、プロDの埼玉遠征のあたりでしたね。すなわち、この時のバトルでは、まだそこまで上手くなかった、という事か......。それでも峠の上りでR32と互角に走るなんて、凄すぎワロタwww。
up主もビックリのドライブで、啓介のFDは中里のR32からリードを奪います。いや、マンガと展開が逆なんだけど.....。
しかし中盤。立ち上がりのトラクションを武器に、遂にR32がリードしました。後ろから見ていると、すっごく安定しているんだよなぁ......。
そして、終盤に差し掛かった頃。何とFDは痛恨のミス。立ち上がりでアクセルを踏めず、大きなリードを許します。まぁ、ミスったのは僕なのですがwww
やはり小さいコーナーは4WDが有利ですね。低いギアからの加速は、やはりFDではキツイです。一気にアクセルを踏むとスピンしてしまいます。
そして、その後にストレートがあると、立ち上がりの差がトップスピードにも影響してくるので、大きな差になりますねぇ。漫画の中では、啓介が「コーナーを同じように攻めてはダメなんだ」と言っていますが。
しかし、R32も終盤でミス!「しまったぁ。肝心な所で、アンダーを出しちまったぁ!」という感じで、コースアウト。まぁ、GT-Rはそろそろブレーキとタイヤが苦しくなって来る頃だし、中里らしくて良いか、という事で。板金5万円コース。
ストレートはほぼ互角。馬力のわりに、FDはかなり伸びます。そして、勝負の行方は最終コーナーへ.......。
FDはオーバースピードでコーナーに侵入。まさに、マンガと同じ展開。「俺のFDが、行けると教えてくれている!」とばかりに、最終コーナーで勝負を仕掛けます。そして立ち上がり.....。どっちが前だ~?
GT-Rが前だ~wwwwwwwwwwwwww
結局、バトルの方は中里が勝ってしまった......。
やっぱり、GT-Rはスゴイクルマです。ちょっとアンダーが強いけど、きちっと立ち上がってくれるし、まったく問題なくニュルを走れます。
一方のFDは、最終型になっても、ピーキーな挙動は消えず......。立ち上がりでアクセルをコントロールしないと、スピンしてしまいます。その結果、GT-Rにちょっと置いていかれる感じです。
「GT-Rに乗っている奴の腕なんて信用できない」と言う啓介の気持ちが分かります。しかし、実際のFDというのは、これほど不安定なクルマなのでしょうか?ベストモータリングを見る感じは、そうは見えませんが.......。
最終型ですらこうなのだから、初期型埜挙動はさらに不安定だったのかな?と思うと、やはり啓介はスゴイですね。
ただ、確実に言えるのは、啓介ってスゴイ!僕では中里に勝てませんでした......。原作ファンの方、啓介ファンの方、しげのさん、ホントゴメンナサイ。