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映画感想:『二重生活』退屈に飽きたら尾行するのも良いかも?

理由なき尾行。それで思いもよらぬ人の秘密を知ったら、、、、。

 

<テキトーにあらすじ>

 大医学院で哲学を学ぶ白石珠。卒業論文の執筆にあたり、担当教員から尾行をすすめられる。そこで、白石は近所の豪邸に住む、出版社に勤める石坂を尾行する。

次第に石坂の人には言えない秘密が露わになっていくが、ある日、不倫の現場で石坂に尾行がばれてしまう。ここから、彼女の二重生活は一変する。

 

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 (画像はCinemaGene YouTubeチャンネルから)

 

<感想>

 あまり評判の良くない映画だね。しかし、僕的には凄く良かった。どっしりした暗さと謎に満ちた進行、そして「尾行がバレてしまう」というドキドキ感がハマった。

人間って、ホント裏で何しているか分からない。実家が裕福で、自身も優秀な出版社の編集者でもある男が不倫して、危険を犯している訳だから。そんな秘密に、白石がコソコソと迫るのも凄くヒヤヒヤしながら楽しく観ていた。「あぁ、バレる」みたいに危ない場面も多かった。でも、「尾行って楽しそうだな」と逆に思ったり。

強いて言うなら、門脇さんがあまりタイプでは無かったのが残念だった。何回かあるベッドシーンでも、そこまで惹かれなかった。まぁ、大学院生の役で凄くスタイルの良い姉ちゃんが出てきても困るから、別に良いんだけど。75点。

 

 

大学院生の珠はデザイナーの彼氏を同棲している。冒頭は、この珠と彼氏のベッドシーンから始まる。しかし、前述の通り彼女のベッドシーンに何故か何も感じなかった。

 

普通の大学院生の彼女は、修士論文の執筆に取り掛かろうとしていた。そこで、担当教員の篠原から、「尾行」をすすめられる。ただし、尾行には条件があった。それは、対象と接触してはいけない、という事だった。f:id:naocchi3:20171024125545p:plain

 

そしてある日、珠は近所に住む出版社の編集者の石坂を対象に、尾行を始める。その石坂に実は愛人がいたのだ。

あるアパートの裏で、人目も気にせず愛し合う石坂とその愛人。珠は、その誰も知らない現場に遭遇してしまうのだ。この現場に至るまでの尾行で、珠が石坂に気付かれそうになった時のドキドキ感も凄い。

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ある日、いつも通り尾行していると、レストランで石坂と愛人がホテルで待ち合わせて、そのまま食事に出かける現場に遭遇。

しかし、ここで遂に事件発生。喧嘩で愛人がレストランから飛び出してしまい、そこに石坂の子供と嫁が待っていたのだ。奥さんは気付いていたんだね。

嫁は旦那と子供を置いて帰宅。珠が帰った後、石坂の家ではその奥さんが自殺未遂で救急車で運ばれる事態に。ここで、石坂は初めて珠に気付く。この時の「あぁ、お前この前から良くみるな?」みたいな目つきが、凄く怖い。

論文執筆のために、たまたま目に付いた近所のエリートサラリーマンを尾行し、思いもよらぬ現場に遭遇し、自分が全く関与していない事件の容疑者にされようとしている。凄い運命のめぐり合わせだな。珠も不運な女だね。

 

そして、外出先で石坂と遭遇。「白石珠さんだね?」と、遂に尾行がバレてしまうのだ。「対象と接触してはいけない」という条件を、破ってしまう。

石坂に捕まるも、駅の改札をダッシュで通過し電車に乗って逃げた珠。しかし、この日から珠の二重生活は一変する。f:id:naocchi3:20171024125744p:plain

 

ある日、ちゃんと話がしたいと言われ、珠と石坂はご対面。修士論文執筆のために尾行した、奥さんに何か言ったりはしていないと言う珠。

珠は、どうにか論文を執筆して提出したいが、石坂はダメだと言う。そして、二人はホテルで何故か抱き合ってしまうのだ。

え~?何でお前らが一緒に寝るの?と思ってしまう。行為の後、「何故不倫なんてしたんですか?」という珠の問いに、「満たされている人間などいないからだよ」と、いかにも哲学的な返答をする石坂。不倫男のクセに何を偉そうに。

しかし、この台詞にも妙な説得力がある。確かに、人間は満たされる事なんてないし、何かを得たらさらにその上の何かを求める生き物だと思う。これが、珠の論文に重要なヒントを与える。

 

そして、珠はもう一人の人間をターゲットに尾行を続け、論文を完成させる、しかし、その人間は、担当教員の篠原であった。

この担当教員も凄く変わった人間で。母親が重病で余命僅かになると、偽の奥さんを雇い、母親に紹介する。ホントの奥さんだと思っていたのに。凄く仲良さそうだったのに。

 

無事に論文を書いて、珠は大学を卒業。しかし、担当教員は自殺。暗い部屋で一人、ドアノブに紐をぶら下げて、「ガタ」と音を立てて、教授は死んでいくのだ。何で死んだのか、その秘密が明かされないのが、凄く残念。リリーフランキー演じるこの人、かなり好きだったのに。

 

珠は、尾行し人の秘密を知ることで、論文の執筆を完了させた。おそらく、その結論とは、「人は誰しも秘密を持っている。それは誰も満足を知らないからだ」といった感じだろう(劇中で出るけど性格なのは覚えていない)。

 

珠は途中トラブルに巻き込まれる。しかし、やはり尾行って楽しそう(笑)。今度、僕も誰かの後を付けてみよう。思わぬ人間の、思わぬ秘密を知れるかもしれない。考えただけで面白い。

しかし、僕の住んでいるのはとても田舎なので、すぐバレテしまうかも。人が少ないと、人の顔って覚えられやすいからね。もしかしたら君の秘密も誰かが知っていたりするかも、、、。人間は面白いな。

 

この映画はAmazonプライム・ビデオで視聴できるぞ。