【アマゾンプライムなど】2018年に観た意外にも面白すぎた隠れた傑作映画トップ10。(今年公開ではない)。
(ぱくたそ)
こんちわ、なおっちです。
ブログ、車、映画、お酒、ゲームなどが好きです。
今年も残り僅かですね。
いい年だった人も、そうでも無かった人も、お疲れさまでした。
今年もわりと映画を観ました。
毎日とは言わなかったけど、150本くらいは観たかな.....。
という事で、今年に観た中で、面白かった映画をランキング形式で紹介します。
あくまで僕が今年に観た映画なので、「今年公開」という意味ではありません。
皆が、今年公開のモノについて、あぁでもないこうでもないと言っている中、僕は一人こんな事をします。
なので、今年のモノについて知りたい人は、ぜひ大手のブログに行きましょう。
あぁ映画館いきたい.,...。まぁ良いでしょう。話を戻します。
おととし辺りから映画をかなり見ている僕です。
だいぶ見る目も肥えてきました。
面白と感じるハードルも上がってきています。
可愛い子を出しただけとか、派手な演出で誤魔化しているだけでは通用しません。
そういう訳で、ここで挙げる映画たちは、かなり厳しい審査を通った作品たちと言って良いでしょう。
しっかりストーリーで面白さを出してるモノたちです。
自信を持って推せる作品たちです....。
ちなみに断っておきますが、観るジャンルが
・人の闇が見えるモノ
・誰も幸せにならないモノ
・観た後に不快になるモノ
にやや偏っているので、ここに入る映画たちもそうなっています。
なので、そういうのが嫌いな人は、ここでブラウザバックした方が良いかも....。
皆さんも暇があれば、ぜひ不快な気分に浸ってもらえればうれしいです。
では行きます。
なお、ランキングなので、目次は付けません....。
第10位~4位。
いや~10位から4位と言っても、僕けっこう見る目が厳しくなってきているので、ここに入るだけでも凄いんですよ~。おめでとう。
特に人間の闇を見るのが好きな人とか、あまり人が幸せにならないモノが好きな人には、凄くハマるでしょう....。
あと、僕が面白いと思うのって、わりと「ストーリーとかオチがしっかりしている」ところなんですよね....。
高校生がキャピキャピしているだけのクソ青春映画とか、大物を並べただけのスポンサー激押し映画とか、そういうのは入ってません...。お間違いなく。
第10位:「傷だらけの悪魔」(2017年 日本)
まず、最初にランクインしたのは、あだっちー主演の本作です。
10位と言っても、僕の厳しい審査を通った作品です。おめでとうございます。
コレは知らない人が多いかな....。
一応は足立梨花さんが主演をした作品なのですが....。
でも、コレ面白い!微妙な人間関係とか、学校のジメジメした陰鬱な雰囲気が痛いほど伝わります...。
そして、あだっちーカッコいい。美人でクールな美女が学校と闘います...。
父親の都合で、 東京の高校から田舎の学校に転校してきた舞。
しかし、そこには舞たちが中学の同級生の小田切詩乃という生徒が居ました。
詩乃は舞たちのグループとトラブルになっていて、イジメられていたのだ。
それを知られた舞は、クラスのリーダーなどに目を付けられ、ターゲットにされてしまう...。
しかし舞はそれに立ち向かうのだ....。。
いやいや、本作はあだっちーのカッコ良さが際立っています。
でも、逆にそこに頼りすぎ。もう少しマイナーな役者だったら、もうちょい順位は上だったでしょう....。
あだっちーをそこまで使ったら、そりゃそうなるわな....。
お話的にも、もうちょい工夫が欲しいかな....。って事でこの順位です。
しかし観る価値は十分にあります。ので、気になる方はぜひ。
第9位:「エンドオブトンネル」 (2010ねん アルゼンチン)
ジャン!
コレも知らない人が多いでしょう。
アルゼンチンのクライムサスペンス映画です。
やはり皆が知らないモノを知っているのは気分が良いですねぇ~。
まぁ、誰もが知っている作品をこんなマイナーすぎるブログで紹介しても仕方が無いですからね....。
有名どころは大手のブログで見て下さい。このブログは新宿の片隅にひっそりと構える「深夜食堂」的なブログです。我が道を行きます。
んで、本作は何が良いかと言うと、暗い。
ラテン系の言語の映画って、陽気なのかなって思うけど、けっこう暗い映画も合うんですねぇ....。「PET」とか、あれもスペイン映画だったような....。
脚の不自由な男の所に、母親と娘が現れます。
あまり人間が好きでは無い男は、渋々でありますが、その親子を受け入れます。
しかし、それから家の中で妙な物音が.....。。
んで、調べてみると、男たちが銀行強盗を計画していた。
地下からトンネルを掘って、そこから爆弾を仕掛けて、金を奪うことを企んでいた....。
親子は、その計画のコマだったのだ...。。
真相を突き止めた男は、その計画を何とか阻止に掛かる....。
どうですか?すごく面白そうでしょ?
ただ残念なのが、微妙にダラッとしていて、中盤で少し飽きるんですよね。
1時間30分くらいで凝縮してくれれば、もっと良かったのになぁ...。
ただ、アイデアとか雰囲気とかは十分に鑑賞に値する作品です。本来ならもうちょい上でも良いのかもしれませんが....。
興味のある方は観てみましょう。
第8位:「彼女がその名を知らない鳥たち」(2017年 日本)
デデンッ!
昨年にヒットした作品がここにランクイン。
今年の6月にTSUTAYAで借りてみました。確かワールドカップ日本戦の辺りだったかなぁ......。
この映画、何がスゴイって、オチが上手い!そして人間の汚さがしっかり出ている!
醜くも一人も女を愛する佐野陣治と、その彼の重い愛を受ける会社員の北原十和子。
陣治の愛は確かなんですが、それは非常に重くて、そしてそれ以外の所では彼はすごく汚い一面を覗かせます。それをジワジワと表現しています....。
十和子は前に付き合っていた男を忘れられません。でも、何か様子がおかしいです。
また周りの人間たちも酷いんですよね~。特に松坂桃李の時計屋の男がまぁ酷い。
本に書いてある言葉をそのままパクって女と寝る時に使うわ、安物の時計を贈るし、おまけに不倫はするし...。
でも何気ない所で、こういう人って絶対に居るんですよねぇ....。そういう所の表現の仕方も上手いなぁって思いました。
ラストに向かって、徐々に事の真相が明らかになって来ます。
十和子の過去、なぜ陣治が十和子に対して思い愛を抱くのか.....。それがスッキリ解決します....。
いやいや、人間の汚さを出しながら、しっかり作りも上手い傑作です。
きっと後世にも残るモノになるでしょう...。
でも、出ている人も監督も、そこそこ有名だし、作品自体も全国的に有名でした。
「意外にも」という意味では微妙です。なので、この順位です。
面白さでは断トツ一位です。ぜひ皆さんもどうぞ。
第7位:「トライアングル」 (2011年 アメリカ)
おおお......。コレも知っている人はそんなに居ないでしょう...。
洋画のマイナー作品です。
とは言ってもアマゾンアマゾンレビューが120個くらい付いていたので、もしかしたら有名なのかな....。。
まぁ、良いでしょう。
本作の凄い所は、ストーリーのアイデアです。
主人公のジェスは、育児に疲れ切っていました。
そこで息抜きに、異性の友人と船で小旅行に出掛けるのですが.....。
そこで船が転覆...。何とか大型船に拾ってもらう。
しかし、そこに何故か見覚えのあるジェス....。そして、そこにはもう一人の自分が...。
もう一人の自分は、必死に自分たちを殺しの掛かる.....。
一体なぜ?そしてどうやったらこのループから脱出できるのか...。
いや~コレは話のアイデアが逸脱しています。
同じ自分がもう一人いて、なぜか殺し合いになって、それがループする....。
一体、ホントの自分はどっち?どうやったら抜け出せるの.....?
いろいろ考えさせられて難しいけど、アイデアとしては凄く優秀です。
ホントはもっと上でも良かったんだけど、僕が100%理解していないので、この順位です。
おめでとう!
第6位:「暗黒女子」 【2017年 日本)
ギャギャ....。
可愛い女の子ばかりの映画がここにランクインです。
飯豊まりえ、出家前の清水富美加、現在は千限ちかこ、今人気の清野菜々など、今旬の女優たちが集合です。
「え、このメンバーだと、どうせキャスト推しが激しいクソ映画でしょ.....」
って思ってましたが、めっちゃ面白い!予想外です!
お嬢様学校の人気者で、文学サークルの会長を務める白石いつみが死んだ。
片手にはスズランの花が握られていた....。
文学サークルでは、彼女の死因を探るために朗読会を開きそれぞれが思う犯人を予測し合う。
しかし、そこには白石の狙いがあった。さらに、その裏にも彼女を妬む女の思惑が...。
果たして、ホントの犯人は誰なのか....。
まさかね、このキャストでこのレベルの作品が出来るとは思いませんでしたぞ...。
舐めてると、ちょっと痛い目に遭うかも....という程、華やかな裏にすごい毒を感じる映画です。
しかし、観ての通りキャストが有名です。
「隠れた」という意味で,、す6位にしておきました。
皆さんもぜひ。
第5位:「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」(2010年 日本)
本作も邦画です。しかもR-18です。
竹中直人と大竹しのぶが出演しています。やはり良い味出してます。
R18というと、「冷たい熱帯魚」を思い出す人もいるでしょう。
流石にそれに叶う作品は無いかな......。
いえ、全くそんな事は無い。匹敵する傑作です。
汚い!怖い! エロイ!三拍子そろった、まさに大人の映画と呼ぶべきでしょう...。
主人公の「れん」は、スナックでポールダンサーとして働いていました。
しかしママのあゆみや、同僚の桃には、少し辛い扱いを受けていました。
ある日、桃は客の老人を殺してしまう。そして、隠蔽のために、三人の女は、老人の遺体をバラバラにして、富士の樹海に捨ててしまう。
しかし、れんは桃の大事な時計を一緒に捨ててしまう。
その時計の捜索を頼まれた、便利屋の次郎は、時計を見つける.....。
ここから、れんは次郎を信頼し、次第に関係を持つことにる。
しかし、れんには違う顔があった...。
キレイだけども気が弱いれん。
しかし、徐々に別人格を見せて来ます。
その辺の見せ方が上手いんですねぇ...。
んで、れんちゃんが凄くエロイんですねぇ...。決してエロだけの映画では無いんですが、怖さとか醜さと一緒にエロさがあると、映画として更に面白くなるんですよねぇ...。
本作も、一位にしても良い作品です。
でも、竹中直人とか大竹しのぶとかが出演しているので、やはり「隠れた」という意味では、少し劣る気がします。なので5位にしておきました。
でも、間違いなく傑作です、おめでとう...。
第4位:「暗黒街」 (2015年 イタリア)
ドカン!
これも最近見た映画なのですが、まぁ面白かった!
血で血を洗う抗争...。ヤクザ、政治家、娼婦、チンピラが、利権に群がり、救いの無い争いを見せます。最後まで気が抜けません......。
政治家のフィリッポは、ホテルに女を二人を呼んで楽しんでいました。
しかし、その時に、一人の女が死んでしまいます..。
それを知ったチンピラは、フィリッポにビジネスの話を持ちかけます。
フィリッポは、それがバレたらマズいので、もみ消しに掛かります。
しかし......。そこから、様々な人間の思惑が働き、ヤクザも絡んだ大規模な争いに発展していきます....。
全員、悪人!
最後まで、どうなるか分かりません。いったい誰がこの戦いを制するのか...。
いやいや、ホントに誰も幸せになりません...。
まさに、イタリア版アウトレイジだコノヤロ~!
「彼女がその名を知らない鳥たち」と、本作は一位を争いますが、イタリアでは大きな映画賞を取っているようです。
国際的にも名な作品のようです。なので「隠れた」という意味では、少し違うんですよね~.....。
という事で第4位でという結果になりました....。ホントは一位にしたかった.....。
久々の骨太ヤクザ映画です。ホント面白いんで皆さんもぜひ。
3~1位の前に、ちょっと期待外れだった作品たち....。
やれやれ、意外な傑作もあれば、とうぜん意外な駄作もあるのが世の常です。
なので、ここでそれらの作品を貶していきます....。
「イコライザー」
面白かったんだけど、あまりに世評が良いもんで期待を高くしすぎました。
尺が長いし、それほど盛り上がらないし...。こんなもんなのかな....。
そこまでの映画かな?って感じです。まぁ見ても損は無いでしょう。
「RAW 少女のめざめ」
ヤバい!グロイ!衝撃!などなど、世間で話題をさらった本作。
しかし、ヤバさもグロさも、衝撃度も、けっこう微妙....。
これなら「グリーンインフェルノ」とか、「冷たい熱帯魚」の方が上ですね。
このレベルの映画は、まぁ普通にありますよ。
「ゲットアウト」
賞レースで大暴れした本作。
「最初から最後まで、何か変.....」という、暗い映画が好きな僕の関心を誘ったので鑑賞...。
しかし、最初から最後まで、何か微妙.....。
悪くは無いんだけど、何となくオチも想像できる感じでした。
まぁこんなもんなのかな....。
いよいよ、今年面白かったトップ3。
さて、いよいよトップ3の発表です。
が、おそらく皆さんの知っている作品は、ほとんど出てきません。
でも、どれも自信を持って推せるので、暇な人はぜひ見て下さい。
第3位:「三九ー刑法第三九条」【1999年 日本)
意外な作品が3位にランクイン....。
こんなのあったんだ、って思う人も多いでしょう...。
20年くらい前の日本映画なので、知っている人はおそらく僅かでしょうねぇ....。
テーマも作風も地味ですし....。
でも、これが面白い!
特にストーリーの意外性が良いです。「どうせこう行くんだろ.....」という予想を良い意味で超えてくれる面白さがありました。
また、キャストの実力も高いので、非常にレベルの高い映画に仕上がっています。
作りの上手さでいったら、間違いなく邦画の中でも屈指の域です。
劇団員の柴田真樹は、ある夫婦を殺害した容疑で逮捕された。
柴田は死刑を望むが、公判中に謎の言動を見せ、精神鑑定の末に精神耗弱と診断される。
しかし、鑑定した精神科医の助手の小川は、柴田の様子を疑う。
担当刑事から、殺害された男には、かつて少女を殺害した容疑で逮捕されるのも、刑法第39条と少年法により無罪になっていたのだ.....。
ここから事件は意外な展開を見せます。
夫婦殺害で逮捕された柴田が、刑法39条に当たるのかどうかがポイントになるのかと思いきや、そのあと話が二転三転してきます....。
果たして、タイトルの「刑法条39条」のホントの意味とは何なのか?最後まで観終わると、それが分かります。
いやいや、もう一度言いますが、ストーリーとキャストの演技も含め、作りの上手い映画です。
最初は分かりませんでしたが、犯人の柴田の役に若き日の堤真一がやっています。
彼の演技力は、やはり凄いです...。
やや衝撃的な出会いでした。これが第三位です。おめでとう....。
....................。
いよいよ第二位と、一位の発表です......。
でででででででで.........。
第一位:「幸福の罪」(2011年 チェコ):「アイズ」 (2015年 日本)
いや~ゴメンナサイ.....。
一位を決めきれなかった.....。もう一度、ちゃんと見て甲乙つけたかったが.....。
でも、両方とも凄く意外すぎる面白さ!
知名度は低いけど、ストーリーがとにかく良い!
「こう行くんだろ....」という予想を見事に裏切ってくれました。
その上、このマイナーさ。もう言う事はありません、コレは両方一位にさせて下さい....。
まず、「幸福の罪」から。
チェコの映画なのですが、まずそこが珍しいですよね。
キャストもまったく知りません。
しかし、しっかり映画自体の面白さで勝負できているのと、人間の暗さ、汚さがしっかり表現されていて、すご~く見応えある作品になっていました。
家族、姉妹、別れた夫、新しい夫、傷害のある息子、美人な娘....。家族の間で起こるギスギスした醜い争いが、ヨーロッパらしい暗い空気と共に伝わってきます。
やはり犯人は意外な所に居るんですねぇ...。オチも非常にうまかったです...。
コレが皆に知られず埋もれていくなんて、あってはいけません!
皆さんも、ぜひ隠れた傑作を楽しんでください。
そして、「アイズ」
「え、アイドルのホラーって、アレでしょ?オバケが出てきてキャーキャー騒ぐだけのヤツでしょ。絶対つまんないじゃん.....。」
って思ってました。
が、まったく違いました。マジで傑作です!
序盤から中盤にかけてジワジワと謎を持たせながら、しっかり怖さを出してきます。
夜に一人で見ると、余計にゾワゾワします...。
終盤に、一気にその謎の理由が明かされます。すご~くキレイに回収してくれるので、「お~作りの上手い映画だな」ってなるはずです。
また、本作はオカルトではなく、人間怖い系ホラーに仕上げているのにも好感が持てます。;
アイドルとオバケではなく、ちゃんと映画として勝負しているので、既存のホラーに飽きている人にも楽しめるでしょう。
伊藤万理華さん始め、他のキャストも凄く良い仕事をしていました。役者の下手くそさに白けず観れるホラーです。
やれやれ、しかし本作は世評が良くない...。納得いかん...。
こんなにストーリーに凝った日本のホラー映画は、そうは出ないですぞ。
という事で、皆さんもぜひ。
最後に:やれやれだぜ。
今年は映画館に一回も行かない年になりました。
ニート生活中で金も無いし、しかも近くに映画館が無い地域なので、行くのも面倒なのですよ...。
あぁテレビもねぇ、ラジオもねぇ...。では無いですけど...。
皆が今年公開の作品についてあぁだこうだと言っている中、すでに後悔して数年たった作品について語るのは、妙に虚しいですねぇ....。
でもね、ぼっちの気軽な暇つぶしに役に立つのが、このブログの役目です(だと勝手に思っている)!
なので、このブログを見て、「この映画きになるなぁ~」って思ってくれれば、それは凄く嬉しい事です。
ちなみにアマゾンプライムは年間3,900円で映画や配送オプションなど、様々なサービスが利用できます。
さらに!学生なら、「アマゾンステュ―デント」で、プライムのサービスを利用できます。半年間のトライアルもあるのでそちらからやってみて下さい。
という事で、年末年始を一人の人などは、ちょっとでも楽しく過ごして欲しいと思ってます。
という訳で、よいお年を!バイバイ....。