【備忘録】社会学、宗教など、最近読んだ本まとめ(2020年7月)
備忘録的に、最近読んだ本の感想を簡単に残しておきます。
特に面白かった本については、そのうち個別に感想を書きますよ、と。
・絶歌
コレを読むことについて賛否両論がありますね。遺族の同意も得ていないのに出版するのは如何なものか、と。だから図書館で借りて読んで来ました。図書館が税金で買ったものを読んでいるだけなので、僕がお金を出しているわけがないですからね....。
そんで、感想というと......コレが複雑.....。もちろん遺族が最も辛い。しかし、どうしてこうも面倒なんだろうな、と。だから、こんな本なんか読まずに、楽しい小説とか読んでいた方が良いですよ、と。
・「少年A」この子を生んで
これも少年A関連の本です。親も色々と思う訳ですね....。良い悪いは関係なしに、やはり自分の子供は最も可愛いんですね。これだから世の中の面倒になっているんじゃないかな。
・14歳からの社会学/宮台真司
メディアに多数出演の社会学者である宮台氏が、学生向けに書いた本です。
「14歳」からと書いていますが、間違いなく何歳が読んでも面白い!社会学の視点から、人生を生きる上で大事なことが書いてあります。社会学の入り口としても機能してくれるでしょうね。
・日本の難点/宮台真司
宮台氏の言う事は本来的に難しいんですよね。本書を読んで全て理解できる人は、そうはいないはず。半分でも分かったら立派な方ですよ。
・「コミュ障」の社会学
不登校経験者で現在は社会学者の筆者が、「コミュ障」、つまりは「生き辛さ」を抱えた人がいかに生きていくか、または彼らに対して社会は何が出来るか、を記した本です。
誰にでも人生から落ちていく可能性があり、そこで「生き辛さ」を抱えて社会に上手く関われなくなる可能性があります。それを知ると、より本書に書かれている内容が理解できます。社会と接触する上で難しさを経験した人は、読むと面白いでしょう....。
・大学4年間の社会学が10時間でざっと学べる/出口剛司
おなじみに10時間シリーズの社会学版。図表付きの教科書的な本です。
「社会名目論」とか「社会システム論」とか、「創発特性」とか、社会学の基本を、分かりやすく教えてくれます。創発特性は社会をややこしくしていますね....。これが社会学が存在する理由でもあります、と。これだけで面白い。
ザックリ学びたい人は、とりあえずコレを読んでおくと良いでしょう。
・社会学の用語図鑑/田中正人、香月孝史
社会学の歴史を追いながら、重要人物の考えを紹介しています。社会学史の本、的な感じです。図表付きでイメージがしやすい仕様です。用語図鑑と言いながら、けっこう文章量も多くて読み応えもあります。
コレ、メッチャ面白い。年代を追いながら、社会学がいかに進化してきたかが分かります。こういう本を待っていた、と。
社会学の初学者は、コレを一冊持っておけば困らないでしょう。僕的には、名目論とシステム論が競いながら進化してきた辺りが面白いですね~。
・知っておきたい、世界の宗教
世界の五大宗教について、図表などを用いながら分かりやすく紹介しています。
宗教というと抵抗のある人もいるかも多いでしょうが、本来的に宗教は崇高な観念なのです。いずれ、とっても分かりやすく、絵や表などもあって面白い内容なので、宗教の入門に良い本でしょう。一家に一冊あると良いかもしれないですね....。
こちらも宗教の入門的な内容の本です。
「眠れなくなる」というのは少し誇大ですが、まぁ面白いんじゃないかな。こちらも基礎的な宗教入門書、という感じです。
・ビジネス教養として知っておきたい 世界を読み解く「宗教」入門
ビジネスをする上で宗教を理解するのは大事ですね、という視点から書かれた宗教入門書です。
宗教とは何か、世界にはどのような宗教があるのかという、こちらも基礎的な本です。宗教が現代に生きる意味は、実は仕事とか実生活の中にあるのかもしれないですね....。世の中が発達する一方で、宗教的な教義は、生きる上で新たな視点をくれるでしょう.....。
・哲学の解剖図鑑
世界の哲学者の名言、考えをザックリ紹介しています。
哲学の入門的な内容なので、哲学に妙味がある人などは入り口として読んでみましょう。僕は本書で「サルトル」に興味が沸きました。