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読書感想:「超訳『国富論』経済学の原点を2時間で理解する」 経済学の基本は全てスミスが教えてくれた。

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こんちわ。なおっちです。

最近は経済学の本を読むのが楽しいのですが、マジで面白いっすね。

 

んで、この「超約『国富論』」という本を読んだのですが、コレが面白かったです。

高校の教科書などでスミスはよく登場しますが、それは彼の主張の一部に過ぎず、もっとスミスの主張に耳を傾けるべきだと思いました。

 

軽く読書感想を残します。

 

 

 

目次

 

ザックリ感想

この本は、アダムスミスの「国富論」を分かりやすく解説している本です。

 

読んでいくと、スミスが250年前に書いたことが、そのまま経済の基本となっている事が分かります。

 

スミスが国富論を書いた約250年前は、経済学というものはまだ発展していませんでした。

しかし、スミスは既に経済というものをあるていど理解して、その基本を提言しているのです。

その先見性と、経済という難しいものを理解する能力が、本当にスゴイです。読んでスゴクそう思いました。

 

んで、この「超訳国富論』」では、「スミスの見せざる手が誤解されている」と主張しています。

確かに、それの神の見えざる手はスミスの主張の一つなのですが、それが拡大解釈されていて、他の大事な所が理解されていないというのです。

 

国富論」は、その名の通り「国を富ませる論」です。国を富ませるためには、個人の利益追求が社会のためになるという意味で「自由放任主義」や「神の見えざる手」を提言しました。

 

しかし、それは彼の理論の一部であって、他にも大切な理論がありました。それが、「国を富ませるためには、国民全員が豊かにならなければいけない」とか、「政治的な自由と人権が不可欠だ」とか、「生産性の向上と、適切な分配」とかになるのですが.....。この部分が抜けていと、筆者は行っています。

 

見えざる手が拡大解釈されて、もう一つの大事な所が抜けてスミスという人間とその理論が理解されてしまっているので、そのもう一つの大事な所も理解して欲しいとして書かれているのが、本書なのです。

 

んで本書の筆者は、スミスの提言には今に通じるものが多いと述べています。読んでみると、それも十分に理解できます。

 

経済学が発展していなかった当時に経済学を説いたスミスの頭の良さと、現代の経済にも通用する提言を200年以上も前からしていた先見性は素晴らしいと筆者はまた述べていますが、僕もその通りだなぁと思いました。

 

スミスって凄い!

経済学の基本は全てスミスから学べる!

もっとスミスの提言に耳を傾けるべきだ!

 

と思わせてくれる本です。

 

本物の国富論は読むのが少しハードル高いので、まずは本書から入る事をおススメします。

本書を読むだけでも面白いし、スミスの理論の基本的な所は知ることが出来るでしょう。

もし、本書を読んで、より興味がでたら、本物の「国富論」を読んでみれば良いんじゃないでしょうか?本書の終わりにもそう書いてあります。

 

250年から現代にも通じる経済理論を提言している先見性がスゴイ。

本書の筆者も書いていますが、まずスミスは先見性がスゴイですねぇ...。

今にも通じる提言を、200年以上も前からしています。現代経済は、スミスの理論に立ちかえれば良いんじゃないですかね、と思うくらいです。

 

たとえば、「金銀が枯渇しても国民は植えないが、食料が枯渇すれば植える」という所で、きんぎんを溜め込む重商主義を批判して、それらを投資することで国は豊かになるというスミスの理論を紹介しています。

 

重商主義は、金銀や貴金属、貨幣などを貿易などによって貯め込み、国を豊かにしようとする経済の考えですが、スミスはコレを批判しているのです。

 

なぜかと言うと、金銀を溜め込んでも、本質的な豊かさには繋がらないからです。食料が無ければ、人は生きていけないし、金銀はその決済手段に過ぎないというのです。

 

つまり、国はお金を使って投資して、国民の生活を豊かにしなければならないという事ですね。ふむふむ、ってなる訳です。

 

この後、筆者はこのスミスの理論は現代の日本にも通じていると言います。

日本は貿易などによって外貨を獲得して、起業は利益を積んで内部留保が過去最高になっています。

しかし、日本経済はなぜか停滞感があるし、自殺率もかなり高いです。それはなぜかと言うと、企業や国が貯め込み過ぎているのでは?と筆者は言っているのです。

 

僕も、財務相に対してはそう思います。対外純資産も豊富で資産もあるのに「借金1,000兆円」だけを強調して、国民を貧乏にしているからです。

 

お金は使うべきところに使わないと、国は豊かにならないという事です。スミスは国富論で、国を富ませるのには生産性の向上と適切な分配が必要と述べていますが、それが今の日本にも通じるという事です。

 

いやいや、スミス先生あんたはスゴイよ。筆者もスミスの理論を理解してもらいたいと言っていますが、ホントその通りですね。

 

スミスは独占を避けるために、「市場の自由」を提唱した。

さて、スミスが最も悪としていたのは「独占」だったようです。

独占が働くと、モノの値段が高くなり、国民の生活が困窮する。それは国を富ませることにはならない。

だから、経済は自由な市場に任せておくのが良いと提唱したのです。そうする事で、見えざる手によって価格が上手く調整され、分配が上手く行くのだというのを唱えたわけです。

 

スミスは特に公的な独占を批判していました。国が法律や規制、癒着などによって独占を許すと、特定の人たちだけが富を築くが、材の分配が上手く行かなり、結果経済が衰退するのだ、と。

 

国を富ませるためには、国民が豊かになる必要がある。そのためには、適切な分配が不可欠だ。

「神の見えざる手」や「自由放任」と言うのは、実は独占や癒着などを防ぎ、国民に適切に材を分配するための理論だったのです。

 

利益を追求するのが社会の為になるというのはたしかにその通りですが、一方で見えざる手や自由放任には、このような考えが込められていたのです。

 

しかし、現代社会にも、独占が蔓延しています。いい例が、テレビです。

NHKは黙っていても全国民から受信料を取れますし、他の民放も、電波法で守られているので、新規参入はできない状況です。

 

NHKに受信料を払う事で、NHKは確かに儲かるかもしれません。しかし一方で、NHKをあまり見なくて他に契約したいテレビ局(スカパー、ダゾーン、ネットフリックス)がある人にとって、それは障害なのではないでしょうか?

 

市場の自由を阻害し、消費者の自由な消費行動を妨げ、国民の生活を苦しめているのが、NHKという存在なのではないでしょうか。スミスなら何と言うんだろ.....?スミスが生きていたら、ぜひ聞いてみたいです。

 

という事で、独占は我々が嫌うべきものだというスミスの意見でした。

 

税制、教育にも言及している。

国富論」は経済思想書なのですが、教育や税制についても書いています。

しかし「国を富ませる」ために、それらは不可欠な要素であります。スミスはそれも分かっていて、それらに言及しているのです。

 

そして、やはりそこでも今の社会に通じる提言をしています。

今の日本で、適切な課税が出来ているでしょうか?また、教育は充実しているでしょうか?それで国は豊かになるのでしょうか.....。

その辺を考えさせられる部分なので、ぜひ読んでみて欲しいです。スミス先生の言葉に、耳を傾けましょう。

 

 

経済の基本は、スミスが教えてくれる。彼の言葉に耳を傾けよう!

さて、ここまで読んでみてどうでしたかね....。少しはスミス先生の偉大さを知ってもらえましたか?

 

本書は、スミスの「国富論」を分かりやすいように要約して解説した本です。スミスの考えが、より色んな人に理解されるように書いています。

 

正直、「国富論」の原本を読むのはハードルが高いでしょう。だから、こういう本を読んで、スミスの提言をサラッと理解するだけでも、十分に価値があります。

 

んで、本書を読んでいると、経済の大事なことは、スミスがだいたい教えてくれるのではないか?と思っています。

 

今の日本が、すごく停滞感があるのはなぜでしょうか?国民の生活が豊かにならないのは何故でしょうか?

スミスの考えを読んでいくと、何となく答えが分かる気がします。200年前、経済が一般的では無かった時代に、経済学を説いた彼の言葉に耳を傾ければ、きっと今より日本は良くなるんじゃないですかね.....。って思ってます。

 

ではでは、今回はこの辺で....。

 

 

 

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