ぼっちですが何か?

地方国立大卒ニートの生活記録。精神病持ちです。

映画「劇場」感想 クズ男は共感ポイントあり過ぎで死んでしまう。

こんにちわ、なおっちです。

コロナとか関係なくステイホーム中の26歳。無職ロックンロールを叫び続ける男です。

 

さて、この前、劇場公開と同時に、又吉直樹原作の「劇場」がアマゾンプライムビデオにリリースされました。コロナの影響なのかな....。

 

いやいや、コレがね、無職の男には突き刺さる内容でして....。共感ポイント盛りだくさんでした。コレは感想を書かずにはいられなかったので、ここに残しておきます。

 

劇場

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「火花」に続く、又吉直樹原作の映画第二段です。

火花

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火花 (文春文庫)

火花 (文春文庫)

 

 

劇団員として舞台の制作などを手掛ける貧乏な永田という男と、同じく役者を目指して上京してきた沙希という女との恋愛ドラマです。永田くんは、沙希の家に転がり込んで、生活の面倒をみて貰っています。言ってみれば「ヒモ」という訳ですね。

 

まず、主人公の永田くん。劇団をやっていて、その世界で成功することを夢見ています。髪はボサボサ、常に何か怠そうで、何かパッとしません。当然、貧乏だから、知り合った沙希にコーヒー代も払ってもらう始末です。そのうち、彼は沙希のヒモになります。この役を山崎賢人がやっているのですが、まぁ良くやってましたよ。

山崎くんは、今まで「キングダム」とかの分かりやすいイケメンを生かした役が多く、このような女のヒモみたいな役ってどうなのかな....て思ったのですが。何か、こういう社会不適合で無表情な役が合っているのかな、と。

 

本来、こういうパッとしない青年の役は、池松壮亮くんの出番なのですがね。彼、こういう鬱っぽい男の役が多いじゃないですか。

池松壮亮がダメなら、斎藤工もアリですね。デフォが髪ボサボサでダルイ感じなので、良いじゃないかと。

そういう訳で、この「パッとしない鬱な青年」の枠はそれなりに老舗がいて激戦区なのですが、その中で山崎賢人くんが頭角を現した、と....。それだけで、本作は日本映画界にとって新たな収穫のある映画なのです。

 

相手役の沙希は松岡茉優ちゃんですが、ここはまぁ安定。尽す役が似合ってます。

 

そんで、この映画はクズ男には物凄く刺さる内容になっています。いや、マジで無職の僕には刺さりまくり。きっと原作者の又吉直樹は、ターゲットを僕らのような男に絞って書いたのでしょうね。モノを書く時の基本ターゲットを絞るを、しっかり実行していて素晴らしいです。

 

永田くんは演劇で成功するという夢を追っています。しかし、なかなか芽が出ません。劇団の評判も良くなくて、当然、お金も無く、その癖にプライドだけは高いんですよね。

 

他の劇団を見に行っても、永田くんは素直に良いと言えなかったり、部屋に転がり込んで金の世話までしてくれる沙希に対しても、時々すごく酷い態度で接します。これは恐らく、彼はそうする事で自らを守ろうとしているんですね。

また、永田くんは世話をしてくれる沙希に対して、自分から何かを与える事も出来ません。しかし、彼は沙希との間に訪れる沈黙が嫌で、沙希が笑っていると彼は救われた気分になります。

しかし同時に、沙希の優しさに耐えられなくて暴れてみたりもするという、めっちゃ面倒な男な訳ですよ....。凄く痛いんですよね。

 

彼は自分には何も無いから、相手を否定したり、酷い事をして相手の愛を引き出すことしか出来ないんです。そうでもしないと、自尊心を保てないんです...。この辺がガチで共感ポイント。僕は凄く分かってしまうんですよね....。

自分に何も無いと知っているから、自分からは何もしてやれないという、永田君は自信の無い人間の典型なんですよ....。痛い痛い....。

 

ただ、ラストが万人受けを狙いでハッピーエンドなのが残念でしたね。これだけ上手くマイノリティのクズ男の生態を描いたのに、どうして最後でマジョリティに流れるかな...。そこまで行ったら、最後までコア狙いで行けよ、と。やはりその辺は、救いが無いとダメなのでしょうか。

 

そして、若い男女の恋愛映画なのに、セックスシーンが無いのは如何なものかと...。金の無い男と女が一緒に住んでいて、セックスをしないことはないだろと。やはり人気の役者だと脱ぐのは無理なのかな。

 

バッドエンドよりはハッピーエンドの映画の方が興行収入は伸びるようですからね。収益もそりゃ大事ですよ。

こういうご時世でアマゾンプライムで観れるだけ、むしろ有り難いですね。文句を言うな、と言う事でしょうか。「だからお前はクズなんだよ」と言われそうなので、文句を言うのはサイバー空間だけにしておきます。

 

どうですか。皆さん思い当たる所ありません?僕は鑑賞中に胸が刺されまくりで痛くなりましたよ。全国のクズ男の皆さん、優しさはタダじゃないですからね。どうか、本作を見て勉強して下さい。

 

男嫌いな女が観たら、マジで発狂モノだろうなぁ...。「本当に男ってさぁ」って鑑賞後に言う姿が目に見えます。あぁ嫌だ嫌だ...。

 

劇場

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劇場(新潮文庫)

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