ニートの平日

地方国立大卒ニートの生活記録。「え、ニートに平日も休日もないだろ....」という下らない日記です。

映画感想:「グリーン・インフェルノ」 ただのグロ映画だと思ったらそうでも無い社会派作品。

皆さんこんにちわ。なおっちです。

今日ご紹介する映画は、イーライ・ロス監督の「グリーン・インフェルノ」です。

 

一部のコアな映画好きさん達に、一時話題になった作品です。先日アマゾンプライムに追加され、そんな人達の歓喜の声が聞こえてきました。僕もそのうちの一人です。

 

食人文化を持つ部族をテーマにした作品で、そこに行った意識に高い大学生グループが、悲惨な運命に遭うお話です。

 

感想を一言で表すと、閲覧注意!

 

やはり、「食人」という事で、グロい映像を見所に挙げる人が多いですね。僕も、途中から始まる残虐な人食いシーンに見ごたえを感じています。

 

しかし、本作は「社会派」の一面も兼ね備えている映画なのです。

色々と考えさせられる所があります。今回はグロさよりも、そこにスポット当てて紹介します。

 

おススメ度:★★★★

アマゾンプライムビデオで視聴できます。

 

目次

 

基本情報

2014年/アメリ

監督:イーライ・ロス

キャスト:ロレンツぁ・イッツォ、アリエル・レヴィ、ダリル・サバラ、カービー・ブリス・ブラントン、他

上映時間:1時間40分

 

 

あらすじ

父が国連に勤めている女子大生のジャスティンは、ある時、学生グループの集会に参加する。

 

そこでは、ある大企業が独自の文化を持つ、アマゾンに住む「ヤハ族」の縄張りを壊して、強制的に森林の開発をする事を問題にしていた。

 

ジャスティンは、リーダーのアレハンドロの姿に惹かれる。そして、彼女はグループに参加し、現地に行って大企業の開発に抗議することに参加する。

 

最初こそ抗議行動は上手く行っていたが、途中で飛行機が墜落。一同が落ちたのは、まさにヤハ族が生息している地域だった。

 

彼らは、自分たちとは明らかに異なる文化を目の当たりにする........。

 

 

感想

 

さてさて、コアな方々に絶大な支持を得た本作。

 

大企業の開発によって追い込まれている部族を救おうと、意識の高い学生たちが立ち上がるのですが、まさかの事態が待っていた..........というお話です。

 

多くの人は、中盤から始まる悲惨な展開を評価していますね。僕も好きです。「助けに行ったのに、何で......」という理不尽さが堪らないです。

 

しかし、公開から4年経った今、僕がそれを書いても需要がありませんね。

 

なので、僕はちょっと違う見方をしたいと思います。

この映画は、社会派の面を持っています。それをお伝えします。

 

意識高いグループの目的は目立つこと。

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シネマトゥデイYouTubeチャンネルから引用。)

 

まず、本作の学生グループについて。「ヤハ族を救うため」という名目で活動を始めます。 

 

しかし彼らの目的は、スポンサーである人の利益と、自分たちが有名になることだと、リーダーのアレハンドロが明かしています。

彼らは、本当は目立てれば何でも良かったのです。ヤハ族を本気で救おうとしていた訳ではないのです。

 

意識高い系グループにしては、すごく美人が多いのは、アレハンドロの趣味でしょう。

普通、美人はそんな危険な場所には行かないですよね。そこからも、彼らの意識の”低さ”がうかがえます。

 

彼らは、その後、とんでもない目に遭います。僕はむしろ「ざまぁ見ろ」と思うんです。軽い気持ちで、誰かの利益になるような行動を取るから、こうなるんですよ。

 

「助けに行ったのに、救いが無いなぁ....」と思える内容ですが、このような見方をすると、その後の残虐な展開も笑って楽しめるのです。

 

世の中にも、こういう連中はいますよねぇ。

社会を良くする事が目的と言いながら、実際は自分たちが目立つことや、暇つぶしを目的に活動をしている団体は、非常に多いです。

 

僕が通っていた大学にも、たま~に来て活動していましたねぇ.....。「平和だ~」とか言いながら独裁国家の方を持つ奴らが。きっと、暇で目立ちたかったのでしょうね。この映画の彼らに似ているモノがあります。

 

僕は、こういう団体を、あまり信用していません。本作も、うわ残酷.....。と思いながら、けっこう楽しく見てましたよ。

 

ヤハ族を悪として扱って良いのか?

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さて、もう一つ面白いのは、ヤハ族をどう扱うかです。

この映画では、食人文化を持つ彼らを、極めて異端な存在として扱われています。学生グループを地獄に落とす彼らを、悪とする人も多いでしょう。

 

しかし、それもどうかな?だって、彼らには彼らの文化がある訳ですから。こちらの世界とは、考えが大きく違うのです。

 

それを悪として、「コイツらはキチガイだ」と切り捨てるのは、ちょっと違いますよね。

 

いやいや、もちろん、「人を殺してはいけない」と教えられながら、何人も殺人をしていたら、それはキチガイですが........。

 

僕たちは、この「ヤハ族」をどう扱うべきでしょうか?とっても難しい問題ですが、考えてみると、ちょっと面白いですよ。

 

一番の見所は、女子が皆の前で脱糞してしまうシーン。

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とは言っても、やはりグロ映画としての魅力も捨てられません。なので、ちょっとネタバレしますが、そこに触れます。

 

この映画で一番面白いのは、大学生の可愛い女の子が、人の前で脱糞してしまうシーンです。この写真の子です。

ヤハ族にとらわれ、檻に閉じ込められた彼らは、トイレにもまともに行けませんでした。

ですが、どうしても我慢できず、その子はウ〇コをしてしまいます。きゃあ、恥ずかしいwww

 

ブリブリブリィィっっ~という豪快な放便に、本人も恥ずかしさを隠しきれません。

見ていたヤハ族の人間たちにも笑われます。学生たちも「やっちまった」という表情を見せます。僕も笑ってしまいました。

 

が、人間は極限状態だと、ホントに脆い存在ですよね。

う〇こなんて誰でもする事なのに、それを自由に出来ないなんて......。もし、社会が機能しなくなったら、現代人は生きていけないですね。そんな恐ろしさを感じました。

 

この女優さんも、よくこのシーンをOKしましたね。その後は、どんな映画に出ているんだろ?情報あったら教えて下さい。

もし、他の映画で見かけても、「あのウ〇コの女だ」なんてバカにしないであげてね。

 

この映画はアマゾンプライムビデオで視聴できます。

 

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