林先生の「小中学校の友達なんてクソみたいなものです」について考える事。
彼が司会を務めるテレビ朝日の「今でしょ講座」での、「小中学校の友達なんてクソみたいなもの」という発言が、心に響いたので紹介。
せっかくの友達をクソと例えるとは、なかなか斬新な発言だと思う。友人の多い人の中にはムカついている人も居るだろう。
しかし、東大卒で東進ハイスクールの人気講師である彼の発言には、それなりの深い考えががあるのだろう。僕も、非常に共感した。
まず、小学校の友人と一年に二回以上会う人は7%程度である、という事。そして、一年に一回以下の人は93%である、という事。大半の人は、小学校の友人と一年に一回も会わないのだ。
次に、社会に出れば忙しくなり、会社の人や取引先の人などの人、または家族の方が会う機会が増える。小中学校が一緒だった人の重要性は、低くなって来る。
故に、小中学校の知り合いや友人とは、歳を取るほど大事では無くなる。「クソ」という例えは少し誇張が入るが、それでも間違ってはないはずだ。
そして、この「クソ」という例えは、人間関係に悩む小中学生に響くようにという狙いがあるようだ。
どうしても、その年代の人々は些細な事で悩んだりしがちで、酷い時には自殺という選択をしてしまう。しかし、その時代の友人とは年一回会うかどうか。そこまで悩まなくても良いだろう。
特に田舎は同じ人と顔を合わせる機会が多い。小中学受験も一般的では無い地域が多く、同じ人と長い期間を同じ学校で過ごす人も多い。だから、その事実にも気づきにくい。田舎の嫌なここで、自分の居る世界を全てだと思ってしまう傾向がある。
しかし、世の中は嫌というほど広い。地元で天才と呼ばれていた人が、いたって普通の人だったという事も、少なくない。
まぁ、とにかくそんな感じなので、小中学校時代の人間関係で悩むことは無い。それ以外に悩むべき点はあるはずだ。
あぁ、もちろん僕は「クソ」という気は無いので、もし友達がいる方は大切にして下さい。「クソとは何だ?」と顔を真っ赤にして批判する人は、記事をちゃんと読んでないおバカと認定しますので。