『鬼滅の刃』竈門炭次郎≒イマヌエル・カント説
こんにちわ、なおっちです。
昨年はコロナで大変な年になりましたね。僕はコロナでもコロナでなくても安定の無職でした。良いんだか悪いんだか分かりませんが、適当に生きていきましょう。よろしくお願いします。
さて、鬼滅の刃 無限列車編が大ヒット中ですね。僕は未見ですが、いずれ見てみますよ。
そんで、無限列車編では、煉獄さんという柱の一人が出てきます。原作でも人気のようです。この煉獄の「心」が、無限列車では鍵になるんですね。「心を燃やせ」と、書いているのは、そういう意味でしょう。心とは、価値観や正義、あるいは道徳心とも変換できます。まぁ僕は未見なので詳しいことは分かりませんがw。
しかし、アニメシリーズの主人公、竈門炭次郎にも、それが現れています。
炭次郎は鬼を倒すために、鱗滝の元で厳しい修行に出ます。別に大した物質的な報酬があるわけでもないのに、根津子を助け、鬼を倒すという正義を果たすために、家族を殺された彼は立ち上がるのです。
第8話ではこんなシーンがあります。任務を終えて、次の任務に向かうために東京に出てきた炭次郎は、うどん屋で腹ごしらえをします。出店で山かけうどんを注文し、いざ食べるという時になって、鬼の臭いを感じます。そこで思わずうどんを落としてしまいます。しかし、それを気にも止めず、彼は鬼の方へ行きます。普通、腹が減ってたら、仕事なんて考えませんよね。腹が減ったら仕事を放っておいてでも、飯を食うのが人間でしょう。ちなみに僕はそうですww。なぜ炭次郎が鬼の方へ向かったかは、それが仕事、というか自分の使命だから、更に言うと正義の為だからです。それが炭次郎の心なのです。
それが、哲学者イマヌエル・カントの言う定言命法なのです。つまり、見返りや利益のためではなく、正義や道徳それ自体を目的に行動せよ、という事です。人間には知能があるが故に、良いことも悪いことも出来ます。それが人間の自由意思という裏付けになるわけです。意志があるゆえに、人間社会は因果ではなく意思で回っています、と繋がっていくのですが。
ゆえに、人間は正義にしたがって生きなければいけないのです。みんながそれをしても社会が良くなるように、行動しなさい、とカントのは言っているのです。
たが、残念ながら現実と同じで、鬼滅に出てくる人間は、ロクでもない奴もいるんですねー。おそらく鬼は人間に見切りを付けたのでしょうね。人間なんて、生かしておく価値はないと。分からなくは無いですね。そんな意図も感じるのが鬼滅の刃です。鬼には鬼の考えがあって、人間は人間として、しっかり生きないと鬼に滅ぼされるぞ、という警告なのですよ。
こんな素晴らしい作品がアマゾンプライムビデオで見れるなんて素晴らしいですねー。という僕の行動はお金欲しさなので、カントの定言命法とは逆ですねww。まあ良い作品は皆に知って欲しいので、これも正義ですよね。
そもそも人間が生きる事について考えさせられる作品には、こういうのもあります。そのうち感想書きます。