読書感想:「コンビニ人間」 普通って何?社会不適合やコンビニバイト経験者にグサグサ刺さる本でした。
こんちわ、なおっちです。
kindleの400円OFFクーポンがあったので、それで話題になった「コンビニ人間」を購入しました。本屋大賞?を受賞したことで話題になりましたね.....。
タイトル通り、本書はコンビニという場所をを通じて、そこで働いている人間の心情とか、社会とは何?普通って何?という事を描いている本です。
特にコンビニで働いた事がある人や、社会に馴染めない人、何となく生きにくさを感じている人などに、凄く刺さる本になっております。
別に主人公にとてつもない悲劇が襲い掛かる訳でも無く、淡々と話が進んでいきますが、読む人によっては凄く濃い内容の小説ですね、はい。
僕も読み進めるごとに「あぁ~そうだよな~」って共感する所があったり、社会って色々おかしいよなって思ったり、でも自分でも普通ってこうだよねって知らないうちに決めつけていたり、そんな事を思いました。
世の中に少し疑問を抱いたり、生きにくさを感じたりしたことがある人は、ぜひ読んでもらいたいです。
25歳童貞に未来はあるのか?20代後半に差し掛かり性体験の無い僕が童貞について考えてみた。
(ぱくたそ)
こんちわ、彼女いない歴=生きている年数の童貞なおっちです。
最近では性体験の無い人の割合が増加傾向にあるそうです。それが少子化を招いているのではないか?と懸念を示す人も多いようです。
ちなみに個人的には経済的理由が多いと思いますが....。子供を作りたい人は、一定割合いるようですし。まぁその辺は中央省庁のデータを参照してください。
僕は昔、童貞である事を恥じたりしていました。童貞を早く卒業したいとか、早く誰かとセックスがしたいとか、中学生~高校生の間はそんな事ばかり考えていました。
しかし、僕には彼女という存在の人間が出来ないまま、大学に入り、大学を卒業し、精神を壊してニートになり、いよいよ20代後半に突入しようとしています。
「え、まさか自分がこうなるなんて......」というのが正直な感想です。中学生頃は、「高校生になれば彼女ができるだろ」と思っていましたし、高校生の頃は、「大学に行けば飲み会もあるし自由だし流石に彼女が出来るだろ」と思っていました。
んで、大学に入学した年の春、髪を染めたり色々と工夫をしていましたが、遂に彼女は出来ませんでした。
それどころか女子の話すことは2~3回くらいしか無く、サークルにも入っていない僕は、もはや大学生という中では最下層の人間と化していました。おまけに就活には失敗するし、もう終わりですよねww。
そんで最近では、「このまま童貞のまま歳を重ねていけば、どのような将来が待っているのか?」という事について考えるようになりました。
「20代後半から童貞卒業できるのか?」とか、「ホントに魔法使いになれるの?」とか「性体験を持ったことの無い30代は変態になってしまうのか?」とか、そんな不安が頭の中を彷徨っています。
さてさて、性体験なしの20代後半、30代の人間に安定的な将来はあるのでしょうか?
童貞のあんな事やこんな事について書いていきます。
続きを読む読書感想:「ブランド人になれ!」誰に向けて書かれた本か?を考えると中堅サラリーマンは感化されない方が....。
こんちわ。なおっちです。
プライムリーディングに、プロのサラリーマンこと田端信太郎氏の「ブランド人になれ!」が追加されていたので読んでみました。
いやいや、まぁ斬新で面白いんですけどね。でもね、突っ込みどころも結構あるんだよね。まぁ自己啓発本なんてこんなもんでしょうねぇ。
本書は東京のエリートサラリーマン向けに「会社の奴隷をやめろ!」というメッセージを残すことを意図に書かれた本です。
しかし肝に銘じておいた方が良いのは、本書は「かなりのエリート層に向けた本である」という事です。
地方の一般的なサラリーマンが真似しても、まぁ失敗するでしょう。著者の田端氏ほどじゃないけど、それに匹敵するような人材で会社の奴隷のような働き方をしている人に、行動を促しているだけです。
だから非エリートの皆さんは、あまり本書に感化されず会社の奴隷でも快適でストレスなく、給料を貰う事を考えた方が良いでしょう。
そんな本書に、エリートどころかサラリーマンでも無いニートの僕が突っ込みを入れていきたいと思います。
ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
- 作者: 田端信太郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/07/05
- メディア: Kindle版
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「人生は山登りではなく川下りである」という大学時代の担当教員の言葉が、川下りすら出来ない事に気付いた今、すごく胸に染みる。
大学時代、僕は学部のなかでも楽なゼミに所属していた。
ゼミには真面目に通っていたが、まぁ適当にしていても単位はくれるし、卒業論文の指導も、取り敢えず書けば卒業はさせてくれる先生だった。
その大学や僕の名誉のために言っておくが、一応は国立で、授業もちゃんと出ないとテストも受けられない程度だった。
そんな大学とゼミで僕は過ごしたのだが、ゼミの担当教員だった人が、当時2年生だった僕の所属していたゼミの、これから就職する4年生に向けて言ったのが、「人生は山登りではなく川下りである」という言葉だった。
いわく、「目標に向かって努力したり人世を歩んでも、大体は壁にぶつかったり病気になったりするから、障害物を避けて川を下っていくような人世を送る方が大事だよ」という、リアリティーに富んだ応援メッセージだった。
夢を実現するには適切な努力をしなければいけない、というような自己啓発本と違って、凄く為になる言葉だなーと、ニート2年生を終えようとしている僕の心と胸と脳みそに、深く染み渡っているのだ。
「夢は叶う」、「夢は見るものではなく叶えるもの」という子供にうける言葉はあるが、それはどこかの広告代理店や作家が作ったコピーに過ぎない。
ある会社に就職するとか誰かと結婚するとか、そういう夢ならまだ叶うかもしれない。
しかし、サッカー選手になるとか、レーサーになるとか、そういう夢は大体は叶わず、別の道に進むことになる。
夢に向かって努力することは、いわば「山登り」で、これは辛い思いをしたり他の事を犠牲にしても、達成されない事もある。
時に人生の理不尽や不条理に潰され、とても死にたい気持ちに襲われる事もあるだろう。
と言うか、そういう事の方が多い。だから、基本的に努力は実を結ばないと言っても良いだろう。
そんな人生で、どのようにしたら良いのか?と考えると、先程の担当教員の言った「人生は山登りではなく川下りである」が大事になるのではないだろうか。
人生なんて、いつ理不尽や不条理に遭遇するかも分からない。良い大学を出て良い会社に就職しても、人間関係に疲れて心を病むかもしれないし身体を壊すかも知れない。
結局人生は運が半分以上を占めるゲームだし、自分ではどうにも出来ない事の方が多い。
だから、川下りをするのだ。障害物を避けて、なるべくダメージを受けないように、自然に身を任せて下っていく。これで良いのでは無いだろうか?
もちろん、全て完璧にいく訳ではない。思いがけない障害物に出会い、少し傷んでしまうこともあるだろう。
そんな時は、まぁなるべく気にせず「人生なんてどうせ暇潰しだし、ダメなら違うことで暇を潰そう」と考えておくのが良いだろう。
僕自身は既に心を痛めていて、完全復活をするのは来世になるだろうが、目標に向かって山登りをするのではなく、暇潰し程度に川を下っていく的に考えることで、楽になれた。
辛い思いをしながら目標に向かっても、そのプロセスで楽しくなければ人生は損だし、それよりはテキトーに暇潰しをしながら生きた方がムダに心を病まずにかつ楽しく生きられるだろう。
かくいう私。高校生までは山登りをしていましていた。
しかし、就職活動を機に努力することの無駄さに気付き川下りに転換したが、思えば僕は川下りすら出来ていないことに気付いた。
中学の頃は部活で揉め事を起こして嫌われ、高校生では何とか無難に過ごすも、大学で就職活動という障害物を避けられ無かった僕は今、ゼミの先生の言葉を思い出しながら「川下りすら出来ない人間も居るんだよ」と泣きながら訴えたい。
川下りが出来るだけでも立派だし、大体の人はそうやって上手く生きているのに、それすらも出来ない僕がこんな自己啓発じみた事を書いてもまぁ意味がない事だけは確かなようだ。
それ以上でもそれ以下でもない、俺はそういう人間だ!