ニートの平日

地方国立大卒ニートの生活記録。「え、ニートに平日も休日もないだろ....」という下らない日記です。

「火つけてこい」騒動は、ただテレビの切り取り印象操作がハッキリ露呈しただけ。

明石市長の「火つけてこい」発言が物議を醸しています。

まぁ発言自体は良くなかったです。

が、その発言の前後には、意外なやり取りと、市長にも正当性があると思われる背景がありました。

ここを知ると、この騒動の印象がガラッと変わるでしょう。

 

んで、今回でもテレビの印象操作的な番組作りが明らかになりました。

我々は、そのようなマスメディアの意図的な情報操作を疑い、騒動の全体像や背景について知る事を止めてはいけませんね...。それが良く分かる事件となりました。

 

明石市長の「火をつけてこい」という発言だけが切り取られて、炎上気味に騒がれています。

が、その発言の後には、こんな事を言っていたようです。神戸新聞NEXTの記事を少し引用して紹介します。

 

「ずっと座り込んで頭下げて1週間以内に取ってこい。おまえら全員で通って取ってこい、判子。おまえら自腹切って判子押してもらえ。とにかく判子ついてもらってこい。とにかく今月中に頭下げて説得して判付いてもうてください。あと1軒だけです。ここは人が死にました。角で女性が死んで、それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ。何を仕事してんねん。しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」。
(「神戸新聞NEXT」より)

 

どうですか?少し印象が変わりませんか?

「火をつけてこい」発言が切り取られて世間では騒がれていますが、この後にはこんな事を言っていたようです。

 

少なくとも、この部分で、

・道路工事は市民生活の安全のために、急いでやる必要がある

・「二人が行ってダメなら自分が行く」と言っている

・役所の職員としての仕事が実現されなくて怒っている

 

事が読み取れますね。

 

確かに、「火を付けてこい」は良くないです。

が、この発言を聞くと、市長は道路工事の必要性を分かっていて、急いでやるべきだと考えているから、そのような事を言ってしまったのかな、って思う訳ですよ。

 

一説によると工事の予定が遅れているという背景もあるようです。

死亡事故が起きている危険な道路の改良をしなければいけない、という重要な問題があって、それが遅れているという背景があった事を我々は知るべきだし、マスメディアは紹介するべきですよね。

 

じゃないと、一方的に明石市長が悪いみたいな印象を受けるし、安全のために急を要する工事が遅れている事も知れない訳じゃないですか。テレビはちゃんと仕事しろよ、という事です。

 

 

さっきもかきましたが、マスメディアの情報操作にも注意するべきですよね。

発言や記事の内容の一部を切り取って大々的に報じたら、知った人は正しい情報を得られないし、感情的にもなるでしょう。

 

神戸新聞NEXTで、市長の発言の前後を紹介した記者は、このように述べています。

 

「センセーショナルな部分だけでなく、何を言いたかったのか、周辺も含めた取材をしないといけない。発言自体は許されないことだと思うが、言葉尻だけを切り取って伝えると、報道としての公平さを欠くというか、市民の方の判断材料にならないと思った。他社がどういうデータを入手したのかはわからないし、短いものしか入手出来なかった可能性もあるが、私たちは幸い全体像がわかるものを入手できたので、きちんと伝えようと思った」。

 

これがメディアやマスコミの役割ですよね。

全体像とか前後とか、その辺に何があったのかまで伝えるのが、本来の仕事のはずです。

しかし、視聴率や部数稼ぎのため印象的な部分だけを紹介して報じる手法が、ネットが発達した今でも行われています。

今でこそネットがあるので、我々は様々な情報に触れる事が出来ます。昔はテレビや新聞の言う事は絶対だった訳で.....。

我々はテレビ新聞の情報を疑う手段すらなかったんです。とっても恐ろしいですよね。朝日新聞がウソを言ったのも、こういう事情が関係しているでしょう。

 

今でも、テレビや新聞の持っている影響力は大きいです。それは、新聞社とテレビ局の資本関係とか、「放送法」「日刊新聞紙法」といった法律によって守られているのが関係していると思われます。

 

我々はテレビと新聞の情報こそ疑うべきだし、全体像を知る努力をしなければいけませんね。それが分かった騒動でした。

 

 

 

 

 

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