ぼっちですが何か?

地方国立大卒ニートの生活記録。精神病持ちです。

読書感想:「お金2.0」 これからの経済・社会は”価値”がテーマ!

どうも、なおっちです。

今回は、「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」という本を読みました。

これからの経済や社会の仕組み・ルールなどについて書いた本です。昨年の発売と同時に話題になりました。

 

単純に、すごく面白かったです。

これまでの資本主義経済では、お金にならず、あまり重視されてこなかった信用や面白さ、理念などの「価値」が、これから社会を動かしていくという所にワクワクさせられました。

 

他にも、現在の資本主義ではあり得ない経済システムが進行形で構築中とのことです。

 

読みやすく分かりやすいので、これからのお金や経済を知る上ではホントにおススメの本です。

 

ビットコイン」や「AI」などのワードが世間の注目を集めている最近。

「社会や経済のカタチは、これから経済や社会はどう変わるの......?」

と不安に思っている人は、本書を読むと一気にその辺に詳しくなれるかも.....。

 

アマゾンのプライムリーディングで読めるので、ぜひ。

 

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

 

 

 目次

 

企業はビジョンを共有し、経済圏を作る事で生き残れる。

 サービスや製品はどんどん進化してきていて、同時に差別化も難しくなってきている。

ノウハウはネットの進化でマネできるし、技術もそれぞれが開発をしているので、簡単に他との違いを出せなくなってきている。

では、どうすれば良いのか?というのが、第一章の後の方で書いてあります。

 

 理念やビジョンがアップルを救った。

経済は参加者全員が利害を重ねる共同体でありながらも、個々は競争をしあうライバルの関係でもあります。当然、中にはズルをする人もいますし、自分勝手な人もいます。放置しておくと「やったもん勝ち」になって秩序は失われていきます。

そのうち不満を抱いている参加者が離脱していき、徐々に離反者が増えていき崩壊に至ります。ただ、この 利害が激しくぶつかりあう場合でも、参加者が同じ思想や価値観を共有している場合には、互いに譲歩できる着地点を見つけられる可能性が高くなります。

 

当時アップル製品は不具合が多いことで有名でしたが、アップルの思想や美意識に共感した熱烈なファンがいて、欠点があっても使い続けてくれていました。

 

通常の安売りメーカーであれば、不具合があればユーザーは二度とリピートしてくれませんが、価値観に共感している場合は多少の失敗は許容できます。

これによってアップルは倒産を免れました。このように価値観を共有している場合は多少の軋轢があってもお互いに譲歩しあえるので、結果的に利害のみで繫がったシステムよりはるかに長続きします。

 

ここで、あえて「幻想」と表現したのは、絶対的な正しい価値観というものは存在せず、時代によって変化する流動的なものだからです。 全員が同じものに価値を感じれば、実際に価値が発生してしまうのです。共同幻想はシステムに対して自己強化をかけます。

 

ここではアップルが、困難な中でも生き残れた理由が示し、「共同幻想」を持っている組織は強いという事を述べています。

 

ここ、凄く面白いですねぇ~。

 

性能やスペックを売りに製品を販売するのは良い事です。それは基本だし、一番ユーザーが求めているのはそこだからです。

 

しかし、それだけではダメだという事です。

思想やビジョンなどに共感してもらえれば、それだけでリピートして貰えますからね。

「ブランド」というのは、そういう事なのでしょう。やはり、人も会社も「目に見えないモノ」が大事だという事でしょうか。

 

と、言う事で、組織を運営される皆さんは、製品やサービスの質も大事ですが、ぜひ「ビジョン」などで共感を得る事も考えましょう。

 

ユーザーを巻き込んだ経済システムを作る。

まずヒットするサービスを考える場合は、衣食住などの生理的欲求以外の社会的欲求を刺激できる仕組みを導入できないかを考えてみることが重要です。

 

またサービスがリアルタイムとは言わずとも、 毎日・毎週・毎月変化する企画があることで、ユーザーは常にそのサービスのことが気になってくるようになり、何度も訪れてくれる可能性が高まります。

 

また、そのサービスを利用している人同士がコミュニケーションを取れる場所やら空間やらの機能を用意してあげるとベターです。Webサービスであればグループやチャットやコメントなどの機能がありますし、リアルのサービスであれば感謝祭やイベントのような場になります。

 

さらにそこで特にサービスの発展に貢献してくれたユーザーに対しては、他の人とは区別して「特別待遇」をし、それがユーザーの間で可視化されていることが必須です。 ロイヤルティを持って使ってくれた人が、そうではないユーザーと同じ扱いをされたら、彼らのサービスに対する熱も冷めてしまうことでしょう。

 

こうしてサービスを軸にして、それを使ってくれるユーザーを母集団にして1つの経済システムを形成し、 サービスが成長することでユーザーも得をし、ユーザーが得をすることでサービスも成長するという「利害の重ねあわせ」を丁寧にやっていき、共生関係を作り出していきます。

 

これによってサービスの差別化が難しくなったとしても、サービスを軸に形成された経済圏が競争優位性となり成長を続けることができるようになります。 今後、情報伝達がここまで速くなった世界では模倣は簡単です。目新しいと思われたアイディアも一瞬でコピーされます。ただ、強いロイヤルティカスタマーに支えられた経済システムは一朝一夕でコピーできるものではありませんし、コピーしたとしても同じものを作ることはできません。

 

製品やアイディアで勝負する時代から、ユーザーや顧客も巻き込んだ経済システム全体で競争する時代に変わってきています。

 

これからサービスを考える上で、コレは非常に大事になりますね~。

ユーザーや顧客を巻き込んで、一つの経済システムを作ってしまえば、競争にも強いし、ユーザーも企業も両方が得をするシステムが作れるでしょう。

 

実際、アマゾンなどがそんな感じになっているのでは?

アマゾンは通販会社であるだけでなく、「プライム」というサービスで映画や本、音楽などの娯楽も提供しています。

この本だって、プライムリーディングというサービスで読んでいます。月額325円でも、面白い本が追加されるので楽しみにしています。

 

その他、生活に欠かせないサービスを提供しています。もうコレさえあれば生活は事足りるかなぁというレベルまで充実していますね。

 

これだけアマゾンが生活に浸透して来れば、既にブランドは確立されているでしょう。

なので、わざわざ他のサービスを使うという事も無さそうです....。少なくとも、いまさら楽天で買い物をする事は無いですね。

 

後はアマゾンコインなどの通貨と、ユーザーが参加してサービスを良くする仕組みがあれば、完全に一つの経済圏ができてしまうのではないでしょうか。

モノを買うのも、映画を観るのも、本を読むのも全てアマゾンで揃えば、もう他で何かをする必要も無いですし.....。

 

アマゾン帝国とか出来たら、ホント楽しみですねぇ....。

 

 

これからは資本主義では無く”価値主義”!

第四章では、お金では無く、「価値」が経済を回していくという事が書いてあります。

ここが特に面白かったですね。

よくビジネス界隈では、「お金の価値はどんどん低くなっている」と言われています。

「え、ホント?」と思ってしますが、本書を読むと意外とそれが実現しうることが分かるでしょう.....。

 

ネット系企業では人とデータが”資産”

ものを扱わない企業、特にネット企業にとっては「人」が重要になります。優秀な人材が入社してくれて、やりがいを持って働いてくれるかどうかに企業の成長はかかっています。

 

シリコンバレーでもグーグルやフェイスブックやアマゾンなどが、優秀な人材に来てもらうために様々な福利厚生を充実させて、人材獲得競争を繰り広げています。 優秀な頭脳が集まる企業は革新的なサービスを打ち出し次世代を牽引することができ、優秀な人材が逃げてしまった企業は時代に取り残されて淘汰されていくのがITの世界です。 3年以上の中期的な成長を予測する上で、その企業がどれだけ人気があるのか、そしてそこで働く優秀な人たちは満足しているかどうかの数値をもとに、投資を判断するのは非常に理にかなった手法と言えます。もしかすると将来的には従業員満足度のようなデータも「資産」として認識され、企業価値に織り込まれる日が来るかもしれません。

 

ものを扱わないネット企業で、財務諸表上の価値として認識されていないものの1つが「人材」、もう1つが「データ」です。

 

サーバ上に存在するデータは現在の金融的な考えでは存在しない価値のないものとして無視されています。ただ、ネット企業にとってはこのデータこそが価値であり、会員データ・購買データ・広告配信データなどを失った瞬間に廃業しなければなりません。

 

最近では、モノを作って売る製造業だけではなく、インターネット系の企業が増えています。むしろ、IT系の会社は数も増えるでしょうし、業績を伸ばしていくでしょう。

 

そんなIT系の企業は、やはり土地や建物といって見えやすい資産ではなく、サービスを開発する人とユーザーなどの情報が、非常に大事になります。

 

しかし、資本主義では、直接お金で表せる資産が重要とされます。財務諸表にも、人やデータなどの本来の価値は掲載されません。コレは改善すべきですね。

 

しかし、どうやって人やデータの価値をお金で表すかというのは、非常に難しいですね。

そこで、これからは別の経済体制が来るというのが、著者の意見です。

 

資本主義に代わる価値主義が到来!

前述の例を見てもわかるように、資本主義上のお金というものが現実世界の価値を正しく認識・評価できなくなっています。 今後は、可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくことが予想できます。

 

私はこの流れを「資本主義(capitalism)」ではなく「価値主義(valualism)」と呼んでいます。 2つは似ているようで別のルールです。資本主義上で意味がないと思われる行為も、価値主義上では意味がある行為になるということが起きます。

 

価値主義ではその名の通り価値を最大化しておくことが最も重要です。価値とは非常に曖昧な言葉ですが、 経済的には人間の欲望を満たす実世界での実用性(使用価値・利用価値)を指す場合や、倫理的・精神的な観点から真・善・美・愛など人間社会の存続にプラスになるような概念を指す場合もあります。

 

と言う事で、これからは”価値主義”という新しい経済システムが生まれるそうです。

すごく面白いですねぇ~。

 

しかし、この動きは現在も進行中です。YouTubetwitterなどが流行り、素人でも面白いコンテンツを製作して広告収入を得るという事が可能になりました。

 

その時に、YouTubeのチャンネル登録者数やtwitterのフォロワーなどが、「価値」を現す重要な指標になります。もちろん、それは直接お金で表せるものではありませんが。

 

これからも技術やネットワークの進化で、この動きは加速していくでしょう。その時に、面白さとか信用とか、その辺の”価値”をストックしておくと、価値主義経済の中で生きやすくなるかもしれないですね。

 

この後、この価値主義というシステムで、どのような事が起こるのかを書いています。

すごく面白いですよ。

 

 

まとめ:いずれ到来する新しい社会を理解しよう。

どうですか?僕が引用したのは、あくまで一部にすぎません。

このあとも、筆者が予測する新しい社会について書かれています。

 

本書ではこの後、新しい社会での生存戦略についても書かれています。

どうすれば、この価値主義の中で生き残れるのか?本書を読むだけでも、非常に参考になりますよ。読んで、考えてみましょう。

 

 

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