ニートの平日

地方国立大卒ニートの生活記録。「え、ニートに平日も休日もないだろ....」という下らない日記です。

映画感想:「昼顔」 ドラマの延長?な気もするが、しっかり映画として面白い。

2014年に流行ったドラマの映画版。不倫したカップルのその後を描いています。

ドラマっぽいなぁと思わせる部分はあるものの、映画としてそこそこ楽しめる出来です。

賛否両論あるようですが、僕は良いと思います。最後はすごく残念な終わり方で、好きです。

 

おススメ度:★★★★

アマゾンプライムビデオで視聴できます。

昼顔

昼顔

 

 

目次

 

基本情報

2017年/日本

監督:西谷弘

キャスト:上戸彩斎藤工伊藤歩、志賀廉太郎、他

上映時間:2時間4分

 

 

あらすじ

高校教師の北村と不倫し、離婚して全てを失った笹本紗和は、東京を出て、海の見える港町に引っ越して来た。

 

不倫相手の北村裕一郎ろは、誓約書を交わし、二度と会わないし話さないとしていた。

 

ある日、講演会の紙が入って来る。そこには、裕一郎の名前があった。

 

もう会ってはいけない二人だが、紗和は講演会に向かう。そこで、偶然目が合った二人は、またあの頃に戻ろうとする.....。

 

 

感想

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昼顔」予告 - YouTube

 

ドラマの映画化という事で、あまり期待していませんでした。

でも、本作は悪くない。ちゃんと映画としての楽しさを持っていましたねぇ。

 

2014年に話題となったテレビドラマの映画版です。

懐かしいですね。あの時は、「不倫ブーム」的なモノも起きましたからねぇ。絵音&ベッキーの騒動の前でしたけど。

これを見て、「不倫って良いなぁ」と思った人間の一人です。スミマセン。

 

んで、映画の方は賛否両論あるようですね。

ドラマの映画化なんて、だいたい滑るんですよ。映画とドラマって、枠組みがそもそも違いますし。成功したは、同じフジ系の「ガリレオ」くらいかな。

 

でも、本作は、観ればそこそこ面白かったです。不満はあるにしろ、多くの人が見て楽しいと思えるでしょう。上戸彩も相変わらずキレイですし。

 

 

会ってはいけない、話してはいけない。それが切ない。

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映画は、ドラマシリーズの続きから始まります。

確か、紗和は離婚して、裕一郎とは二度と合わないと約束をしました。確か、そうだったはず。

 

紗和は東京を出ます。海の見える街に引っ越します。

ある日、引っ越した家に、何枚かのチラシが入ってきます。その中に、見覚えのある名前が.....。

 

会いたい気持ちを抑えられない紗和は、会場に向かいます。そして、裕一郎がステージで話しています。

紗和は隠れて、裕一郎にバレないようにしますが、一瞬目が合ってしまいます。裕一郎は、動揺を隠せません......。

 

そして、二人は山間の蛍が見える川辺に来るようになります。

しかし、二人会ってはいけません。話してもいけません。別れる時に、そう約束したからです。

 

なので、お互いに知らないふりをします。喋っても、あくまで独り言という事にします。直接会話を交わすことはありません。

 

次に来る時の事も、バスの窓の曇りに書きます。「木曜の3時」と書いて、紗和は次に来る時間を伝えるのです。

「会ってはいけない」ので、あくまでそれは、紗和が勝手に一人で書いただけ、という事にしています。

 

いや~切ないな。会ってはいけない、話していけない。だから独り言を言っているだけ、勝手に書いてるだけ、なんて.....。やっぱり、切っても切れない何かがあるんですね。

 

「いや、それもう会ってるやん」て言われそうだけど、良いんです。彼らは勝手に来て、独り言を話しているだけですから!みんなもあるでしょ、そういうの。

 

 

なかなか上手くいかない......。周りが邪魔をして来る。

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とは言っても、彼らの恋は上手く行きません。

そりゃ、そうですよね。もう会わない、もう話さないって約束したんですから。

裕一郎は、まだ奥さんと別れていません。紗和と二度と合わないという事で、離婚はしないで済みました。

 

しかし、二人でバスから降りて来た所を、奥さんに見られてしまうのです。

奥さんは、クルマのクラクションを「ブゥ~」と鳴らし、怒りを露わにします。

いや~そこは別々で歩けよ~。上手くやれよ~。せっかく、会わない話さないで上手くやってたのに~.......。

 

んで、この後、裕一郎の嫁が本気を出してきます。この女がすご~く怖いんですよ。

特にラストがヤバいです。二回も浮気された女が、彼らが上手く行っているのを黙って見ている訳が無いんです.....。所々に、そんな黒さが現れます。やれやれ。

 

でも、一番辛いのは彼女なんですけどね.....。その彼女が悪者に見えてしまうのも、不倫の悪い所ですねぇ。

 

紗和は、アルバイトで入った食堂の人達にも嫌われます。

仕事でミスをすると、「壊すのは家庭だけにしてね。二人で不倫して逃げて来たって噂だよ」と嫌味を言われたりします。

やっぱり、不倫って上手くいかないですねぇ.....。まぁ、そこが面白いんですが。

 

 

それでも残る不満。利佳子さんどこ行ったの?画家は?

いやいや、しかし良い所だけでは無いんですね。当然、不満もあります。

 

まず、ドラマシリーズで大活躍した、お金持ちの奥さんの利佳子さんが出てきません。

コレは事件です。

 

ドラマでは売れない画家の男との不倫をして、家庭をメチャクチャにしました。紗和を不倫に誘うのも彼女です。彼女の出す危険な雰囲気が良かったのに。

 

その後、利佳子さんはどうなったの?画家とは別れたの?その辺も見たかったなぁ.....。

 

あと、北村一輝演じる画家はどうなったの?金持ちの女と上手く行ったのかな。その辺も気になりましたねぇ.....。

 

 

紗和は港町に引っ越して来るんですが、その家が立派なのも気になりましたねぇ。

離婚して、お金も何も無いはずなのに、何でそんな場所に住めるの?自分の不倫が原因なら、慰謝料も貰えないだろうし.......。

そこは、ボロボロの木造アパートで質素に暮らして、再会した裕一郎と情事を交わすところでしょ。不倫して都落ちした女が、良い暮らしするんじゃないよ!

 

この映画はアマゾンプライムビデオで視聴できます。

 

 

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