『私をくいとめて』は非常に惜しい。
こんにちわ、なおっちです。
新年度と言うこともあってかプライムビデオの追加が多いですね。「レディプレイヤー1」とかも観れるようです。皆さん春の暇つぶしにもでも。
ほんで、比較的新しい「私をくいとめて」も見れました。確か去年公開の映画だったかな。「勝手にふるえてろ」の原作者が書いたとか監督が同じだとか、どっちか忘れましたが。
やはり「勝手にふるえてろ」、と結構似ているんですよね。こじらせ女子が勝手に妄想に耽って訳の分からない行動を連発したりとか、泣いたり悲しんだりとか、まぁそういう件で映画の大半を消費しています。最近こういうの多いですねぇ....。
いや、もちろん共感できる所もいっぱいあるんですよ。人との距離感が分からなくて爆発してしまうとことか、気になる人といても一人になりたかったりとか、コミュ障の人には分かってしまいます。
のんちゃん演じる主人公が一人で色々と考えてしまう、言ってみれば「こじらせ女子」なんですよ。何でもかんでも一人で妄想して、あぁでもないこうでもないって右往左往しては感情を噴出させてしまう、という...。上手く生きられない人間の、脳内での格闘って、僕はなかなか共感できてしまいました。
しかし、演出が中途半端で振りきれていないのが残念。コメディなら、もう少し賑やかにしないと。何だか暗くて退屈と思われました。
また、映画の尺が長すぎなんですよね。コメディ映画なんだから、いらない所はカットして、speed感を持たせないと飽きちゃうんですよね。そりゃ緩急は必要ですが、この映画に2時間10分は長すぎですよね...。上手い作り手は作品を足し算ではなく引き算で考えるのですよ(らしい)。邦画ってこういうの多いですよね。