ぼっちですが何か?

地方国立大卒ニートの生活記録。精神病持ちです。

映画『生きているだけで、愛』感想 日常の何気ない毒をテーマにしたメンヘラ映画だバーカ!

こんにちわ、なおっちです。コロナ禍でも無敵の無職ロックンロールを謳歌中です。

人間、生きるために働くのであって、働くために生きている訳じゃねーんだよボケが。そんなに俺に働いて欲しいなら、俺に仕事持ってこいカス!

 

という事で、日ごろから映画を観ているのですが、この前はこんな映画を観ました。

生きてるだけで、愛。

生きてるだけで、愛。

  • 発売日: 2019/05/10
  • メディア: Prime Video
 

 

公開時に話題になりましたね。先日アマゾンプライムに追加されたので見てみました。

主役は菅田くんと、趣里という女優です。何と大物俳優の娘だそうですが、実力のほどは....。

 

お話は、メンタルに問題を抱えた寧子という女が週刊誌の記者の津奈木と三年間同棲していたが、しかしその後に寧子の前に突然、津奈木の元彼女が現れたのをきっかけに、二人の運命が崩れていく....という感じです。

 

さて、まず冒頭いきなり、寧子というメンタルを病んだ女が出てきます。この女が週刊誌で記者をしている津奈木という男と同棲しています。三年前に飲み会で出会い、潰れた寧子を送っていったら、そのまま一緒に住むことになったて、ちょっと微妙な感じもしますがね。その辺をもう少し詰めれば傑作になりえたんだけど、そのいい加減さは「作り込まないこと」でかえって日常を表現、という事でしょうか。

人生そういう事もあるよね、という。たまたま飲み会で一緒になっただけなのに一緒に住むことになる、という偶然性とも受け取れなくも無いですね。

 

んで、この寧子はメンタルを病んでいます。何でメンタルを病んでいるかと言うと、これまた明確な言及はありません。ここに10分くらい割いて2時間にしても良かったんですよ。でも、それをしていない。おそらく、寧子がメンタルを病んだ理由として、「何となく」が適当なのかな、と。

明確な理由というより、日常の何気ない毒がグサッと刺さりやすい少し自意識が強い(あえてここで過剰とは言わない)性格で、それもあって今に至る、という風にも受け取れますね。これも作者の意図と受け取れます。この記事のタイトルにも書きましたが。

 

寧子と津奈木が出会った頃のから、寧子は抑えの効かない行動を見せます。いきなり走ってみたり大声で叫んでみたり、自販機のガラスをぶっ壊してみたりと、”何か”普通ではありません。この辺は感情の抑揚が激しくて凄く難しいんですが、趣里の表現が見事です。才能の片鱗を余すことなく見せてくれます。

 

寧子は養ってくれている津奈木に対して、物凄く横柄です。「部屋は掃除しないのか」とか、住まわせて貰っているのに敬意すらありません。どうして津奈木はこの女を養っているのか不思議です。でも、そこも世の中の不思議さで、そういう人もいるという事なんでしょうね。自分なら、という枠に当てはめてしまいがちですが、世の中は複雑で、そもそも理解できないものなんですよね、と教えてくれます。コレがサスペンス映画とかだったら作りが雑過ぎてダメですが、ヒューマンドラマだから、あえてこうしなければいけないのかも。

不確実性、何気なさ、デタラメさ、偶然が、最近の日本映画のテーマのようにも思えますね。ここを上手く表現出来るかが制作側の腕でしょうね。

 

メチャクチャな寧子と大人しくて真面目な津奈木の生活にも、変化が訪れます。津奈木の元彼女が、寧子の元に現れます。「何で貴方が津奈木と一緒に住んでいるの?」と寧子に問い詰めます。元彼女は寧子に負けず劣らずのメンヘラで、「あなた私のことバカにしているでしょ?」とか、「私は必死に汗を流して働いているのに、あなたは恥ずかしくないの?」と、ヒステリー全開で寧子を追い詰めます。仲里依紗が演じていますが、流石というか良い役者ですね。

 

寧子が働かなずに津奈木に養われているのを気に入らない元彼女は、寧子に働くことを提案します。寧子は喫茶店で働くことになるのですが、これが悲劇を生みます。終盤の同僚との食事シーンで、何気ない毒が容赦なく、寧子を襲います。何というか「お前は何だかおかしい人間だけど、まぁ俺たちは優しいから面倒見るよ」的な、”普通”の人間の優越感が、寧子には辛いんでしょうね。寧子は自意識が強くて、相手の意図以上に感じてしまうし、それを上手く隠そうと上手く振る舞おうとするけど、かえって上手くいかなくて、更に辛くなってしまうという悪循環に陥り....。社会不適合の人には、このシーンは見ていて辛いはず。痛いほど共感してしまって、本当に寧子みたいになってしまうかも.....。注意です。

 

同僚との会話で完全に寧子は壊れてしまいます。そこで津奈木と会い、寧子は自分の想いを正直に話します。ここでの寧子の感情の表現が素晴らしいです。趣里は間違いなく大物になるでしょう。

 

この記事のタイトルは寧子の言動を真似て書きましたが、寧子って言う事が荒いわりに色々と感じやすくて、凄く僕にも刺さるんですよね、という事を表現してます。社会の難しさ、複雑さ、何気なさ、最近の日本映画のテーマを良く踏まえた良作でした。

 

この映画は、以下の映画が好きなら、尚更おススメです。

リップヴァンウィンクルの花嫁

永い言い訳

・二重生活

 

生きてるだけで、愛。

生きてるだけで、愛。

  • 発売日: 2019/05/10
  • メディア: Prime Video
 

 

リップヴァンウィンクルの花嫁【劇場版】

リップヴァンウィンクルの花嫁【劇場版】

  • 発売日: 2016/09/02
  • メディア: Prime Video
 

 

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