ニートの平日

地方国立大卒ニートの生活記録。「え、ニートに平日も休日もないだろ....」という下らない日記です。

映画感想:「暗黒女子」 このメンバーでこれほど面白い映画が観れるとは思わなかった.....。

こんちわこんちわ。なおっちです。

さて、久々に映画を観ました。「暗黒女子」という作品です。

 

飯豊まりえさんと、事務所移籍前の清水富美加さんが出ている映画で、先日アマゾンプライムに追加されていました。

 

「え、え、このメンバーで作る映画って、キャストありきのクソ映画なんじゃ.....」

と少し警戒していると、まぁ面白い。良い意味で期待を裏切られました!

 

人間の汚さと、女子特有の暗い雰囲気、そして意外なストーリーで楽しませる工夫を感じる作品でしたぞ。

 

そういう感じで、軽く感想を残します。

 

暗黒女子

暗黒女子

 

 

 

目次

 

基本情報

2017年 日本

監督:耶雲哉治

キャスト:飯豊まりえ、清水富美加、玉木ティナ、清野菜々、千葉雄大、他、

上映時間:1時間44分

 

 

あらすじ

お金持ちのお嬢様が集まる聖母女子高等学院で、校内一の美人の白石いつみが屋上から飛び降りて自殺した。

しかし、死んだいつみの手にはスズランの花が握られていた。彼女は誰かに殺された事を示すものだった。

彼女が所属していた文学サークルでは、その死の原因を探るべく「朗読会」が開かれた。

一人一人、白石いつみについて知っていることやその周りで起きていた事を読み上げ、犯人と思しき人物を探り当てていく。

しかし、全てはいつみの思惑通りだった...。文学サークルの人間たちは、彼女の仕掛けた罠に落ちていく.......。

 

 

感想

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千葉雄大が見せる“裏の顔”/映画『暗黒女子』キャラ別予告編 - YouTube

 

まずね、僕あんまり女子で固められ映画って苦手なんですよね。

だって、女子に囲まれているみたいで嫌じゃないですか?

学生時代に席替えで、女子しかいない所に当たった時のような気持ち悪さを感じるのですよ。

誰も話す人はいないし、女子独特の空気と言うか、あの場所に居るだけでもウエって来る感じです。まぁ、そんな映画です。

 

まぁ、良いです。話を戻しましょう。

 

んで、この映画もまさにそうなんです。

学校には基本的に女子しかいないし、文学サークルの雰囲気とか、女子の性格とか、ホントそのままなんですよ。

 

でもね、それが面白い!

凄くお上品な女子たちのお話だと思ったら、途中からしっかりと人間の汚さを出してきます。お嬢様たちの隠れた本性が見えてきます。

 

そして、ストーリーの方も、いい気味で期待を裏切ってくれます。「どうせ、こう行くんでしょ?」という予測を超えて、終盤に2転3転する辺りが面白いです。

 

まさか、このメンバーでこれほど面白い映画を見せてくれるとは思いませんでしたぞ。

僕は「人間の汚さ」が感じられる映画が好きですが、その中にちゃんと入る作品です。

ザ・ギフト」とか、「PET」とか、邦画だと「凶悪」「冷たい熱帯魚」あたりですかね....。

最近では「ヌードの夜」なんてのも女の汚さが後から出て来る作品で好きだったのですが、本作もその辺に負けないくらい良かったです。

 

いやいや、まさかこのメンバーでこれほどの映画が出来るとは.....。

 

でも、コレって、あんまり映画館で流行らなかったのかな...。もっとDVDでロングセールスを記録しても良い気がするけど....。やれやれ、世間と自分の好みがマッチしませんな。まぁ、それも面白いのですが...。

 

じっとりと重い空気の中で語られる女子たちの会。

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本作はお嬢様学校の文学サークルの人間たちが、サークルの会長の死をきっかけに、それぞれの推測を聞かせ合うという形で、回想シーンを混ぜながら事件の真相に迫っていくというお話です。

 

んで、お嬢様学校が舞台という事で、出て来るのは女だらけなのですが、女だらけって結構キモイんですよね。

 

何かキレイな子を演じているというか、腹の底には何を持っているのか分からないというか、そんな感じがするからです。

 

そして、まぁ本作に出ている女の子たちがまさにそうなんですよねぇ....。お上品ながら、実際には何を思っているのか分からないんですよねぇ...。

 

一見、性格の良さそうなお嬢様たちですが、彼女たちにはそれぞれ闇がありました。そして、いつみには彼女たちを集める理由がありました。

 

物語が進むにつれて、その彼女たちの黒い本性が明らかになります。ジワリジワリと、人間の醜さが現れて来る所が、本作の面白さの一つです。

 

人間の黒い部分を出しながら、ストーリーに意外性を持たせていて面白い。

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んで、このまま「犯人はあなたよ」的な終わり方をするかな....と思っていたのですが、ちゃんと意外性を用意していましたね。素晴らしい。本作はストーリーでも楽しませてくれます。

 

白石いつみは、興味のある人間や文学のセンスがある者を、有名な「文学サークル」へと誘うのですが、そこには彼女なりの狙いがありました。この辺に腹黒さを感じるのです。

 

いつみはお金持ちで顔も良く、性格も真面目な人間に見えますが、終盤に入って本性を見せてきます。

しかし、文学サークルの部員たちも黙っていません。彼女たちにはまたそれなりに、いつみに対して思う事がありました。彼女たちもまた、反撃とも思える行動で、いつみを追い詰めていきます。

 

実は彼女たちは仲の良いふりをして、腹の中にはそれぞれの黒い思惑を抱えていたのです。それが交錯して、彼女たちの運命は動いていきます....。

 

んで、実はいつみは......でした。んで、本当に悪いのは意外な人物なのです。最後まで結末が分かりません。終盤で物語は2転3転して来ます。

 

キレイなふりをして、実はすごく腹黒いという人間的な汚さを出しながら、ストーリーを意外な方向へ運ぶというのが上手いですね。

 

まさか、ストーリーでここまで見せてくれるとは思いませんでしたよ。意外にも作りが上手くてビックリです。

 

いつみ役のまりえ氏の今後に期待。

んで、本作の主演の一人である逸見役の飯豊まりえ氏も、なかなか良い役者さんであるなぁと。

言うまでもなく美人なのは確かですが、演技も悪くないです。お嬢様という役にもよく合ってましたし、後に見せる黒い性格も上手く表現できていましたよ。

 

よく、この手の映画だと、ストーリーは良いけど役者の演技がダメで台無しになる事ってあるんですよ。

ホラー映画で女優(というアイドルやモデル)がキャーキャー騒ぐだけで、何も怖くない映画とか多いじゃないですか。ああいう映画を観ると、僕は非常に腹立たしい気分になるのです。

 

 

本作は、出ている役者がそれぞれ悪くないので、しっかり映画として楽しめました。

やはり、役者を本業としている人たちは、その辺がしっかりしていて良いですね。

 

飯豊まりえ氏は、ドラマとかに出ているようですが、映画ではあまり見かけませんね。これからブレイクして欲しい女優さんです。

 

「アイズ」に主役として出演した元乃木坂の伊藤万理華さんも、なかなか演技の上手い若手女優でしたが、映画に出ている役者さんでも、そんなに演技が上手い人は多くないので、頑張ってブレイクして欲しいですねぇ.....。

 

 

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